こんにちは、小野寺潤です。
今回は、
「不安が消える魔法の概念」
についてお伝えします。
まず前提として言えることは、
私たち人間の大半が、
不安と恐怖から行動しているということです。
そして、残りの大半の方が、
願望や欲望から動いていると考えられます。
その願望と欲望ですが、
元を見極めると不安からきている場合が
ほとんどのように思えます。
たとえば、いい学校を卒業して、
いい会社に入ろうというのもそうですし、
単純にお金持ちになりたいというのも、
貧乏になりなくないという不安の裏返しです。
ですから、煎じ詰めると、
やはり不安と恐怖が残ります。
※ちなみに、不安が成長すると恐怖になり、
恐怖が成長すると恐慌になります。
「闘争・逃走反応」（とうそう・とうそうはんのう）
という言葉をご存知でしょうか？
英語だと「fight-or-flight response」と言いますが、
どちらも似た雰囲気の発音ですね。
これは「戦うか逃げるか反応」とも呼ばれてまして、
人間や動物の反応はこのどちらかだと言われます。
で、そのいずれにも根底に不安があります。
また、フランスの詩人ヴェルレーヌの言葉に
「選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり」
というものもあります。
よく「英雄の恍惚と不安」なんて言い方もしますね。
ナポレオンは正にそんな感じだったとか。
それで、
ここで何を言いたいのかといいますと、
私たち人間は、結局「不安」だということです。
なかには不安を隠すために強がって見せたり、
無理にやりがいを見つけ出そうとする人もいます。
ひどい場合は、自分の不安を隠すために、
人を陥れようとする人物もいたり。
あるいは、変に自己主張が激しかったり、
人に嘘をついたりもします。
けれども、思いますことは、
「私は不安だ」ということを
しっかり認めた方がいいということです。
では、
ここで立ち止まって
宣言してみましょう。
「私は不安である」と。
今度はもっと大きな声で。
「わたしは不安だ！」
何だかスッキリしないですか？
こうして自分が自分に正直になると、
かえって気持ちが落ち着き、
そこから見えてくるものがあります。
それは、
「不安」とは忌み嫌うべきものではなく、
生きるための原動力である、ということです。
願望や欲望も一見すると
原動力になりそうですが、
ある願望を実現しようとする場合、
必ず「うまくいくかどうか不安」という
状態を経験します。
とすると、
やはり「不安」だからそれなりに努力して
物事を成し遂げるのだと言えます。
見る人が見るとバカみたいな議論
かもしれませんが、
私はそれなりに価値のある議論だと
思っています。
なぜなら、
そこに人間存在の根幹があるのであれば、
その部分をクリアできれば、
全てがクリアできると考えられるからです。
ですから、こう考えてみてはいかがでしょう。
「わたしは不安からできている」と。
極論を言いますと、
これは真理ではないかとすら言えるんですね。
では、私が核心と思うところに入ります・・
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