*七澤賢治講話集2「鎮魂」18ページより抜粋引用
五階層とは、人間を構成する要素を
五つの階層に分けて捉える方法であり、
その階層は「神・霊・魂・情・体」となります。
感じる・感じない、見える・見えないは別にして、
このすべての階層を内包する生物が
人間であると定義することもできます。
目に見える領域である
「体」から捉えていくのです。
神の階層に近づくにつれ、
抽象度は高くなり認識度は低下していきます。
また、各階層間は
「産霊(結び)」という働きによって統合され、
各階層との連関が行われます。
階層化されたものが
統合されることで歯車が噛み合い、
はじめて人間として生きることができます。
(七澤賢治講話集2「鎮魂」18ページより抜粋引用)
古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた概念に現代の最先端科学を接続させ、現代に生きる私たちにこそ活かされるべき実践の知として蘇らせた著者、七澤賢治氏が、「鎮魂」の現代的意義を求めて、新たな探求の旅をめぐります。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
人間として生きるには、
五階層が統合されている必要がある。
この「階層性」と「統合」という捉え方は、
七澤賢治が言霊学や古代祭祀、
哲学や思想といった人文科学の分野だけでなく
宇宙物理学や量子論、脳科学といった
最新の科学分野を結びつける理論体系を構築する上で
非常に重要なものです。
この階層性という考え方は、
物理学用語では「次元」とも置き換えられますが
この次元を自在に行き来するカギとなるのが重力です。
今回ご紹介する下記のインタビュー記事では、
感情や意志に対して人が感じ取る「重さ」をテーマに
その「重さ」を解決する「次元」を超えることの大切さを
七澤賢治が語っています。
七澤賢治は、次元を上がることは
「神の世界に入っていく」ことに繋がると語ります。
魂が肉体から抜ければ、
感情も情緒も軽くなる。
このように人を構成する五階層を自在に行き来することは、
ある種の「悟り」につながっていきます。
詳しくは、ぜひこちらの記事でご確認ください。