*七澤賢治講話集3「言霊」184ページより抜粋引用
言霊とは、ちょうど脳が言語意志を発して、
神経を通して発声する前までの瞬間に、
父韻と母音が組み合わさり産霊(結び)合わさって、
子音が生まれてくるタイミングで
立ち現れるものといえます。
父韻と母音が産霊(結び)合わさって
子音が生まれてくることが、
ものすごい速さで行われるのです。
(七澤賢治講話集3「言霊」184ページより抜粋引用)
日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
言霊は、父韻と母音が産霊(結び)合わさって
子音が生まれてくるタイミングで立ち現れる。
言霊が立ち現れる瞬間を、
ここまで明確に説明した人が、これまでいたでしょうか?
意志が発せられ、それが音になる前のほんの一瞬。
そんな瞬間に意識を向けてみると、
新たな気づきがあるかもしれません。
しかし、
「音が出る手前の一瞬」と言われても、
なかなかイメージしづらいかもしれません。
そんな時は、
「聞く」ことに意識を向けてみましょう。
発せられた音は、
脳の中で逆のプロセスを経て、人に伝わっていきます。
つまり、
聞いた音は、分解されて脳に帰っていくのです。
こんな風に「話す」と「聞く」を捉え直して、
「音との付き合い方」を変えれば、
いつもの日常が変わっていくと思いませんか?
ということで、
今回は「音の聞き方」をテーマにした記事を
ピックアップしてご紹介いたします。
音との付き合い方を変えれば、
きっと人生が変わります。
ぜひ、ご一読ください。