皆さん、こんにちは。
内海昭徳です。
先日、お花屋さんの店頭で
早咲き桜のつぼみが開いているのを見かけました。
桜の季節は
卒業、入学、入園、入社
進学や部署がえなど、
さまざまに新しいスタートの時期。
始まりの時、という
意識づけは何につけても大切で
「今まで」を終えて
「今から」を新たに始めるという
その節目、節目がないと
人生にメリハリも、大きな飛躍も起きなくなります。
また逆に考えれば、
節目と節目の間は、
その状態がずっと続くかのような
安心や安定感もあったりしますが
人生というのは不思議なもので、
どこかのタイミングで
ポンっと、節目が変わるものなのですね。
節目が変わる創発の時
私は「創発」という言葉を
好んでよく使うのですが
節目が変わる創発の時は
未知なる世界への楽しみや喜びと共に
それに伴う若干の緊張感などがあったりしますね。
そうした時、
自分の心のあり方を
どのように整えていられるかということが
人生の節目節目を
素晴らしい変化の好機として
総合的に、より味わい深い
人生を送るための
大切な一つの鍵になってくるかと思います。
そうしてそれぞれの
人生という「道」が広がっていくわけですが
「道」という漢字は
面白いつくりになっていまして
「首」は「始まり」を、
しんにょうは「終わり」を意味するんですね。
つまり、始まりと終わりが一つである
それが「道」の字のつくりになっています。
そして考えてみれば、
始まりと終わりが一つ、ということは
始まりも終わりもないことになります。
例えば普通のマラソンのように
スタート地点(始まり)があって
ゴール地点(終わり)があるわけではなく
スタート地点とゴール地点が
同じラインで一つになっている。
よーいドン、の音がなった
その瞬間にすでにゴールしているわけですから
なんとも不思議なマラソンです。
さて、白川神道はじめ
神道のみならず
日本の文化は「道」の文化と
よく言われることがありますが
道の極意はつまるところ
この宇宙の真理につながるものです。
そしてその普遍的な「道」は
始まりと終わりが一つであると。
このような概念の解釈は
決してただの言葉遊びではなく
私たちが日々を生き、
その時々の人生を彩る上で
とても大切な意識の軸になっていくものです。
よーいドン、の音がなった
その瞬間にすでにゴールしている世界は
時間を超えた世界であり
時間がない世界とも言えます。
現代物理学においても
有名なイタリアのロヴェッリは
「時間は存在しない」と明言しているわけですが
現代を生きる私たちは、
時間がない世界と
時間がある世界の両方を、
自分の中で一つに統合した概念を持って
生きていくべき時代に生きていると
そう捉えることができるのではないでしょうか。
「とほかみえみため」の
学びと実践は
時間という側面に関しては
まさしく上記のようなことでもあります。
時間を超えた「中今」に
無時間と無限時間が重なり合い
そこはあらゆる意志の始原として
自分の宇宙を立ち現す起点となります。
「とほかみえみため」の言霊は
時間を超えた
時間の中心の中心との
相互作用を起こして
結果、数え切れない素晴らしい
体験談が寄せられています。
時間に支配されず、
他者や現象に支配されず
自らが宇宙の創造主となるという
「とほかみえみため」の真髄は
「負のエネルギー」を掴むという
表現と共に、皆さまと共有してきた通りです。
「始まりの時にすでにゴールしている」
という清々しい自覚と共に
また新たな節目を共にさせて頂いていると
そのように感じています。
日本と世界のための新たな創発の時代を
洞察し、牽引していく意識ネットワークの仲間として
どうぞよろしくお願い致します。
内海昭徳
株式会社ロンズデーライト代表取締役
neten株式会社客員研究員
筑波大学で国際関係学、京都大学大学院で政治哲学・社会経済学を専攻。
9/11テロを機に、人間の根本的な意識進化の必要性を感じ、大学院を中退。
世界の真相と人間の意識の本質の探求を深める中で、メタ認識次元の叡智を掴み、科学と悟りの知恵を融合した人間開発と社会変革に長年取り組む。
北米への事業の新規展開を担う過程で、2018年サンフランシスコで開催されたwisdom2.0に日本人初のエントリースピーカーとして登壇。
シリコンバレーを中心に、テクノロジーの進歩と並走できる宇宙の普遍的真理の社会実装ニーズの高まりを予見し、独立。
コンサルティングや組織研修、講演会、リトリート、ワークショップなど様々に取り組んでいる。