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日本にしかない「祓い」が世界を救う| 書籍「和の成功法則」(その33・最終回)

作成者: ELEMENT編集部|Dec 21, 2021 6:00:00 AM

自由自在に鳥が舞うように成功していく

日々すべてを祓いながら言霊を発していくとき、
そこに力みは一切ありません。
執着や不安もありません。

自分は成功することを「知っている」。

「どうせ、そうなる」とわかっているから、
どこにも力を入れず自由自在に生きられる。

これが、あなたがこれから手にする生き方です。

「いまはまだ、そんな生き方は想像できない」

「やはり、がんばらなければ成功は手にできないだろう」

という懸念も、あなたの中には
まだ少し残っているかもしれませんね。

でも、力を入れないほうがうまくいくし、
がんばらないほうが物事はスムーズに進みます。

空を飛ぶ鳥を見てください。

雀やウグイスなどの小鳥は、
羽根を一生懸命バタバタさせて飛んでいます。

力の限り飛んでいるのに、
さほど高くは飛べません。

少しでも羽根を動かすのをやめると、
スーッと下降していきます。

低空飛行を続けながら必死で生きている姿は、
どこかいじらしさを感じさせるものです。

でもその上空に目をやると、
トンビやタカなどの猛禽類が、
雄々しい姿で悠々と大空を舞っています。

彼らは自分の翼をほとんど動かしてはいません。
なのに、楽々と自在に空を飛び回っています。

それは、トンビやタカが
上手に風をつかまえているからです。

天高く舞っている鳥は、
ときどき地上の獲物を目がけて
ヒューッと舞い降りてはつかまえ、
再び舞い上がります。

そしてまた、
心のおもむくままに空を飛ぶ。
その繰り返しです。

まったくがんばっていないし、
力も入れていません。

他の鳥と自分を比べることもなく、
競争することもありません。

これからの人生で、あなたは
どちらの生き方をしたいでしょうか?

よそから借りてきた目標に向かって
必死で努力する生き方では、
残念ながら低空飛行が続く可能性が大きいでしょう。

でも、日々祓いつづけ言霊を発していくと、
自分自身の使命が見つかり、
「公」のために本領を発揮できます。

そうすればあなたは、
自分を天空高く押し上げてくれる風に乗れるでしょう。

悠然と翼を広げて飛ぶ鳥のように、
「和の成功法則」を使って人生という大空を高く舞い、
思う存分自由自在に生き切ってください。

祓いに始まり祓いに終わる

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

「和の成功法則」がいかなるものであるか、
その一端なりともご理解いただければうれしく思います。

これまでお伝えしてきましたように、
ポイントは「祓い」と「言霊」にあります。

別の言い方をすれば、それは
「心を透明にしてそこから意志を発する」
という単純なものです。

そのようにできれば、
体の動きは自然とそれについてきます。

逆に体が動かないようであれば、
それは本物の意志ではないといえます。

そのために使命を生きることの
大切さも説かせていただきました。

これらが整うと、
「和」(結び)の力が働き、
現実化がどんどん起きてくると。

してみると、この「和の成功法則」は
「祓い」を除けば、あとは「西洋の成功法則」と
ほとんど同じであることがわかります。

けれども、
この「祓い」という概念は
日本にしかありません。

仏教では「空」という世界を
ある種の目標にしますが、
神道ではそこがスタートラインになるのです。

「祓い」により「空」になり、
そこから「言霊」を発することで現実を創造する。

それができれば、その人は「神」だといえます。

「祓い」の道は奥が深く、
白川神道では「祓いに始まり祓いに終わる」
といわれますが、どんなに祓いきっても
本来の自分が失われることはありません。

むしろ、自分の姿かたちが
すべて消え失せた「空」の世界にこそ、
本当の自分があるともいえます。

(完)

 

あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則

著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、
言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、
ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、
日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、
東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』
『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』
『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、
『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』(和器出版)などがある。