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ゼロでつながる!言霊と量子力学の共通点

作成者: ELEMENT編集部|Jun 14, 2023 10:00:00 PM

言霊と量子力学の共通点

*七澤賢治講話集3「言霊」159ページより抜粋引用

 

言霊学の体系は、
たんに「古代の世界観」を意味しません。

 

古神道では、
創造と破壊が常時、同時に起こっている
という考え方をとりますが、

これは、天之御中主神を
量子力学で言うところの
ゼロ・ポイント・フィールドと同定することができます。

 

ゼロ・ポイント・フィールド、
つまり天之御中主神の周囲を回る神々の
対称性が破られているとします。

 

量子力学では、この対称性の破れを、
創造と破壊という言葉ではなく

「対生成・対消滅」

という言葉に置き換えています。

 

原理的な考え方としてですが、
言霊学と量子力学
きわめて類比的に捉えることができます。

 

(七澤賢治講話集3「言霊」159ページより抜粋引用)

日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

ゼロ・ポイント・フィールドで起こること

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

日本最古の歴史書である古事記に、
暗号の形で書き記された言霊の秘密

 

それを体系化して、
現代に使える叡智として発展したのが、
言霊学です。

 

今回の七澤賢治の言葉では、
そんな言霊学と
現代テクノロジーを支える
量子力学との共通点が語られました。

 

それが、
古事記に最初に登場する神である

天之御中主神が
ゼロ・ポイント・フィールドである、

という考え方です。

 

実は古事記では、
最初の天之御中主神からはじまり、
日本語五十音に対応する神々が、
次々と誕生しては消えていきます。

 

それは、量子力学においては、
ゼロ・ポイント・フィールドで、
今この瞬間もおこっている
対生成・対消滅に対応する。


このように七澤賢治は、
古事記と量子力学の類似性を見抜きました。

 

このような言霊の叡智と、
現代科学の類似性は、これだけにとどまりません。

 

例えば、
モノが生まれるということは、

アインシュタインが発見した
「E = mc2」の方程式で表されるように

エネルギーという重さのないものから、
「重さ : m 」をもつ物質が現れるということです。

そう、重さがない世界から、
重さがある現実世界が生み出されるのです。

 

下記の記事では、
そんな完全なる質量ゼロの世界である「中今」から、
新たな創造が起こる仕組みを解説しています。

 

ぜひ、ご一読ください!

 

リンク2

 

ゼロ・ポイント・フィールドとは?

温度が絶対ゼロ度の場。
しかし、そこには「ゼロ点振動エネルギー (hν/2)」が無限数個取り残されていると考えられています。

ここで、hは プランク定数、νは振動数です。

なのでhν/2は、エネルギーが1/2の光子(仮想光子)と呼ばれています。

 

ゼロ・ポイント・フィールドでは、仮想光子が10^-23秒という瞬間に、エネルギー(hν/2)を貰って光子としてパッとあらわれ、10^-23秒という瞬間にエネルギー(hν/2)を手放し、パッと仮想光子としてゼロ・ポイント・フィールドの深層に消えていくという、対生成・対消滅を繰り返していると言われます。

 

もちろん、10^-23秒という瞬く間の出来事ですから、その明滅が人間の目に感じられるはずはありません。けれども、ゼロ・ポイント・フィールドには、観測不可能な光が充満しているとされています。

このようにゼロ・ポイント・フィールドは、何もないように見えるけれども、対生成・対消滅という創造と破壊を繰り返す「エネルギーが拮抗した場」であり、そこは素粒子や原子、恒星や惑星、動物や人間、そして見たり触れたりできるすべてのものが生まれる「 場 」であると考えられています。