言霊と量子力学の共通点
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*七澤賢治講話集3「言霊」159ページより抜粋引用
言霊学の体系は、
たんに「古代の世界観」を意味しません。
古神道では、
創造と破壊が常時、同時に起こっている
という考え方をとりますが、
これは、天之御中主神を
量子力学で言うところの
ゼロ・ポイント・フィールドと同定することができます。
ゼロ・ポイント・フィールド、
つまり天之御中主神の周囲を回る神々の
対称性が破られているとします。
量子力学では、この対称性の破れを、
創造と破壊という言葉ではなく
「対生成・対消滅」
という言葉に置き換えています。
原理的な考え方としてですが、
言霊学と量子力学は
きわめて類比的に捉えることができます。
(七澤賢治講話集3「言霊」159ページより抜粋引用)
![言霊](https://element.datumhouse.jp/hs-fs/hubfs/img/datumhouse/%E8%A8%80%E9%9C%8A.jpeg?width=411&name=%E8%A8%80%E9%9C%8A.jpeg)
日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
ゼロ・ポイント・フィールドで起こること
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七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
日本最古の歴史書である古事記に、
暗号の形で書き記された言霊の秘密。
それを体系化して、
現代に使える叡智として発展したのが、
言霊学です。
今回の七澤賢治の言葉では、
そんな言霊学と
現代テクノロジーを支える
量子力学との共通点が語られました。
それが、
古事記に最初に登場する神である
天之御中主神が
ゼロ・ポイント・フィールドである、
という考え方です。
実は古事記では、
最初の天之御中主神からはじまり、
日本語五十音に対応する神々が、
次々と誕生しては消えていきます。
それは、量子力学においては、
ゼロ・ポイント・フィールドで、
今この瞬間もおこっている
対生成・対消滅に対応する。
このように七澤賢治は、
古事記と量子力学の類似性を見抜きました。
このような言霊の叡智と、
現代科学の類似性は、これだけにとどまりません。
例えば、
モノが生まれるということは、
アインシュタインが発見した
「E = mc2」の方程式で表されるように
エネルギーという重さのないものから、
「重さ : m 」をもつ物質が現れるということです。
そう、重さがない世界から、
重さがある現実世界が生み出されるのです。
下記の記事では、
そんな完全なる質量ゼロの世界である「中今」から、
新たな創造が起こる仕組みを解説しています。
ぜひ、ご一読ください!
ゼロ・ポイント・フィールドとは?
温度が絶対ゼロ度の場。
しかし、そこには「ゼロ点振動エネルギー (hν/2)」が無限数個取り残されていると考えられています。
ここで、hは プランク定数、νは振動数です。
なのでhν/2は、エネルギーが1/2の光子(仮想光子)と呼ばれています。
ゼロ・ポイント・フィールドでは、仮想光子が10^-23秒という瞬間に、エネルギー(hν/2)を貰って光子としてパッとあらわれ、10^-23秒という瞬間にエネルギー(hν/2)を手放し、パッと仮想光子としてゼロ・ポイント・フィールドの深層に消えていくという、対生成・対消滅を繰り返していると言われます。
もちろん、10^-23秒という瞬く間の出来事ですから、その明滅が人間の目に感じられるはずはありません。けれども、ゼロ・ポイント・フィールドには、観測不可能な光が充満しているとされています。
このようにゼロ・ポイント・フィールドは、何もないように見えるけれども、対生成・対消滅という創造と破壊を繰り返す「エネルギーが拮抗した場」であり、そこは素粒子や原子、恒星や惑星、動物や人間、そして見たり触れたりできるすべてのものが生まれる「 場 」であると考えられています。