*七澤賢治講話集3「言霊」180ページより抜粋引用
最初の悟りの階梯というか、
私たちが普段やっている
自然と一体となるということがあります。
自然という言葉自体が不自然ですが、
natureという言葉は400 年くらい前に、
西洋にそういう概念が出てきて、
日本に入ってきたときにnatureに
自然という仏教用語の漢字をあてはめて
natureが自然と翻訳されました。
おそらく、明治以降の頃だと思います。
そういうように翻訳されてしまいましたが、
日本ではnatureの概念は、
むしろ天然という呼び方が近いですね。
いずれにしても私たちは天然や自然の概念を、
五行、木火土金水で表現しているわけです。
その五行が
母音・半母音としてあるということを掴むということが、
最初の悟りということになります。
それが言霊で言う「あいうえお」であり、
「わゐうゑを」であるということですね。
木火土金水は、
自然にある階層であるということを
最初に掴むということが、
悟りの第一歩になります。
(七澤賢治講話集3「言霊」180ページより抜粋引用)
日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
最初の悟りは、自然と一体となること。
そして、
その自然の五行は、
五母音と半母音としてあることを掴むこと。
悟りの奥義がついに公開!と思った方もいるかもしれませんが、
ちょっと待ってください。
これは、「最初の悟り」です。
つまり、悟りには「階層がある」ことを意味しています。
いやー、奥深い世界です。
とはいえ、
「最初の悟り」を掴まないかぎりは、
次の悟りに進めません。
ということで、
「最初の悟り」のキーワードである
「自然と一体となる」ためのヒントを
具体的にご紹介した記事を集めてみました!
すでに読んだことがある記事もあるかもしれませんが、
時を経て読み返すことで、新たな気づきに出会えるかもしれません。
ぜひ、お時間のある時に、お読みいただくのはいかがでしょうか?