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古神道の真骨頂!「階層性」の中で神を掴むには?

作成者: ELEMENT編集部|Jul 26, 2023 10:00:00 PM

人は、精神の中に神をずっと保持してきた

*七澤賢治講話集3「言霊」199ページより抜粋引用

 

古神道というものが、
すべての存在を神として見て取るという中で、

神という存在をずっと保持して、
その実態を精神の中に残してきた存在が、

人類という存在でもあるということが、
大事なところではないかと思います。

 

古神道は、神というものを、
一神の神だけが創造したということではなくて、
八百万の神の働きとして多神教の神として捉えます。

 

遠津御祖神をはじめ、
森羅万象というものの五行(木・火・土・金・水)
あるいは五大(地・水・火・風・空)としての神々。

 

そして宇宙創造に関わるような
造化三神の神々というような複数形の神々を、
階層性の中で掴むということが古神道の真骨頂であるといえます。

 

古神道が、階層性というものの中で
織りなされた道を保持してきたということにおいて、

少なくとも神という宇宙の働き
その神が、宇宙創造の働きの中にある存在の
一つひとつを確認していくことができるような
道をいただいているということは、

まさに、私たちの命の種というものが、
神という存在にもつながっている
ということが言えると思うのですね。

 

(七澤賢治講話集3「言霊」199ページより抜粋引用)

日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

人と神をつなぐ構造

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

「私たちの命の種が、
 神という存在につながっている」

 

私たちが、
宇宙創造の働きの中にある「ひとつの存在」であることを
確認できる言葉です。

 

宇宙創造に関わるさまざまな働きである「神々」と、
それを感じ、受け取り、つなぐ人間。

 

その生命のつながりこそが、
神々のつくった宇宙の仕組みなのかもしれませんね。

 

さて、そんなたくさんいる神様ですが、
古神道の世界では、「階層性」という考え方で、
ひとつ一つの神様のはたらきを確認していきます。

 

しかし、階層性というと、
現代社会の「ヒエラルキー」のようなイメージを
持つ方もいるかもしれません。

 

けれども、1が2を生み、2が4を生むように、
この「階層性」とは、すべての関係性を明らかにし、
それらの働きを有機的につなげるために必要な構造です。

 

しかし、現代人は、
この大切な神々のはたらきの繋がりや
構造を見失ってしまっています。

 

神に「つながる順番」さえ知っていれば、
道に迷い、ぐちゃぐちゃになることもなかったのに・・

 

というとで、今回は
「神とつながる順番」についてお伝えしている記事をご紹介します。

 

私たちの命をつないでくれた「ご先祖様」と、
創造の神々とのつながりとは?

 

ぜひ、ご一読ください。

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