古神道の真骨頂!「階層性」の中で神を掴むには?

階段

こんにちは、
ELEMENT編集部です。

 

伯家神道の継承者であり、
日本古来の哲学や祭祀の世界と現代の宇宙物理学や量子論、
量子場脳理論といったまったく異なる分野を
統合した視点で探求し続けてきた七澤賢治。

 

そんな稀代の研究者が残した言葉を収めた

七澤賢治講話集「祓い・鎮魂・言霊」(和器出版)

の中から、珠玉のことばを引用しながら、
人生に活かすヒントを解説いたします。

 

今回は、
七澤賢治講話選集「言霊」から

「神のはたらきと階層性」

というテーマで
七澤賢治が語った言葉をご紹介します。

ぜひお読みください。

 

人は、精神の中に神をずっと保持してきた

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*七澤賢治講話集3「言霊」199ページより抜粋引用

 

古神道というものが、
すべての存在を神として見て取るという中で、

神という存在をずっと保持して、
その実態を精神の中に残してきた存在が、

人類という存在でもあるということが、
大事なところではないかと思います。

 

古神道は、神というものを、
一神の神だけが創造したということではなくて、
八百万の神の働きとして多神教の神として捉えます。

 

遠津御祖神をはじめ、
森羅万象というものの五行(木・火・土・金・水)
あるいは五大(地・水・火・風・空)としての神々。

 

そして宇宙創造に関わるような
造化三神の神々というような複数形の神々を、
階層性の中で掴むということが古神道の真骨頂であるといえます。

 

古神道が、階層性というものの中で
織りなされた道を保持してきたということにおいて、

少なくとも神という宇宙の働き
その神が、宇宙創造の働きの中にある存在の
一つひとつを確認していくことができるような
道をいただいているということは、

まさに、私たちの命の種というものが、
神という存在にもつながっている
ということが言えると思うのですね。

 

(七澤賢治講話集3「言霊」199ページより抜粋引用)

言霊

日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

人と神をつなぐ構造

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七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

「私たちの命の種が、
 神という存在につながっている」

 

私たちが、
宇宙創造の働きの中にある「ひとつの存在」であることを
確認できる言葉です。

 

宇宙創造に関わるさまざまな働きである「神々」と、
それを感じ、受け取り、つなぐ人間。

 

その生命のつながりこそが、
神々のつくった宇宙の仕組みなのかもしれませんね。

 

さて、そんなたくさんいる神様ですが、
古神道の世界では、「階層性」という考え方で、
ひとつ一つの神様のはたらきを確認していきます。

 

しかし、階層性というと、
現代社会の「ヒエラルキー」のようなイメージを
持つ方もいるかもしれません。

 

けれども、1が2を生み、2が4を生むように、
この「階層性」とは、すべての関係性を明らかにし、
それらの働きを有機的につなげるために必要な構造です。

 

しかし、現代人は、
この大切な神々のはたらきの繋がりや
構造を見失ってしまっています。

 

神に「つながる順番」さえ知っていれば、
道に迷い、ぐちゃぐちゃになることもなかったのに・・

 

というとで、今回は
「神とつながる順番」についてお伝えしている記事をご紹介します。

 

私たちの命をつないでくれた「ご先祖様」と、
創造の神々とのつながりとは?

 

ぜひ、ご一読ください。

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