人は、精神の中に神をずっと保持してきた
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*七澤賢治講話集3「言霊」199ページより抜粋引用
古神道というものが、
すべての存在を神として見て取るという中で、
神という存在をずっと保持して、
その実態を精神の中に残してきた存在が、
人類という存在でもあるということが、
大事なところではないかと思います。
古神道は、神というものを、
一神の神だけが創造したということではなくて、
八百万の神の働きとして多神教の神として捉えます。
遠津御祖神をはじめ、
森羅万象というものの五行(木・火・土・金・水)、
あるいは五大(地・水・火・風・空)としての神々。
そして宇宙創造に関わるような
造化三神の神々というような複数形の神々を、
階層性の中で掴むということが古神道の真骨頂であるといえます。
古神道が、階層性というものの中で
織りなされた道を保持してきたということにおいて、
少なくとも神という宇宙の働き、
その神が、宇宙創造の働きの中にある存在の
一つひとつを確認していくことができるような
道をいただいているということは、
まさに、私たちの命の種というものが、
神という存在にもつながっている
ということが言えると思うのですね。
(七澤賢治講話集3「言霊」199ページより抜粋引用)
![言霊](https://element.datumhouse.jp/hs-fs/hubfs/img/datumhouse/%E8%A8%80%E9%9C%8A.jpeg?width=411&name=%E8%A8%80%E9%9C%8A.jpeg)
日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七澤賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
人と神をつなぐ構造
![JK Bridge in Brasilia, Brazil-4](https://element.datumhouse.jp/hs-fs/hubfs/JK%20Bridge%20in%20Brasilia%2c%20Brazil-4.jpeg?width=1000&height=667&name=JK%20Bridge%20in%20Brasilia%2c%20Brazil-4.jpeg)
七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
「私たちの命の種が、
神という存在につながっている」
私たちが、
宇宙創造の働きの中にある「ひとつの存在」であることを
確認できる言葉です。
宇宙創造に関わるさまざまな働きである「神々」と、
それを感じ、受け取り、つなぐ人間。
その生命のつながりこそが、
神々のつくった宇宙の仕組みなのかもしれませんね。
さて、そんなたくさんいる神様ですが、
古神道の世界では、「階層性」という考え方で、
ひとつ一つの神様のはたらきを確認していきます。
しかし、階層性というと、
現代社会の「ヒエラルキー」のようなイメージを
持つ方もいるかもしれません。
けれども、1が2を生み、2が4を生むように、
この「階層性」とは、すべての関係性を明らかにし、
それらの働きを有機的につなげるために必要な構造です。
しかし、現代人は、
この大切な神々のはたらきの繋がりや
構造を見失ってしまっています。
神に「つながる順番」さえ知っていれば、
道に迷い、ぐちゃぐちゃになることもなかったのに・・
というとで、今回は
「神とつながる順番」についてお伝えしている記事をご紹介します。
私たちの命をつないでくれた「ご先祖様」と、
創造の神々とのつながりとは?
ぜひ、ご一読ください。