*七澤賢治講話集1「祓い」29ページより抜粋引用
もともと、祝詞というのは、
未然法の祓いになっているというか、
そういう要素が大きいと思うんですが、
未然に防ぐ、あるいは、少しでも、
自然ということですから、
流転といいますか、
絶えず変化して動くということは、
当然のことです。
そういうことで祓うことができるならば、
災害などが少なくなるような
願いをするという祓いの方法が、
未然法の祓いとして、
祝詞のひとつの大事なところではないかと
思っております。
(七澤賢治講話集1「祓い」29ページより抜粋引用)
●古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた「祓い」の力とはいったい何なのか?
●白川神道の継承者でもある著者が「祓い」の現代的意義を根源から問い直す。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
古来より大雨や
地震が起こる兆しを察知して
その被害を最小限にするために
「未然法の祓い」が
臨時祭として執り行われてきました。
この兆候を察知し、
未然に祓うための現代の技が
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