Element

神とダイレクトに繋がる「とほかみえみため」の本当の意味 | とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜 (その16)

作成者: ELEMENT編集部|Apr 19, 2022 6:00:00 AM

神にダイレクトにつながる言葉

「とほかみえみため」は、遠津御祖神と一体になり、
さらには日本の神々と一つになるための「ことだま」です。

 

言葉に私たちの想像もできない力があることは、
第一章で触れた通りですが、それゆえ、

場面に応じどのような言葉を使うのかが
とても重要になってきます。

 

なぜなら言葉を間違えれば、
それにより引き起こされる現象も変わるからです。

 

そのような意味において、
この「とほかみえみため」は、

まさに神にダイレクトにつながるための言葉
といっても過言ではありません。

 

一方、この短い言葉には
多重の意味が含まれます。

 

たとえば、和歌に使用される
一つ一つの上代語のように。

 

では、「とほかみえみため」とは
何を言っているのでしょうか。

 

そこにどんな意味があるのでしょうか。

「とほかみ」に隠された意味

最初に「とほかみ」から見ていきましょう。

 

この「とほかみ」には、
一つ目の意味として「遠津御祖神」があります。

 

そしてもう一つの意味が
「とほ(とお)」の「かみ」で「十神」です。

 

つまり、「とほかみ」には
「遠津御祖神」と「十神」の二つの意味が含まれるわけです。

 

遠津御祖神については
これまでご説明した通りですが、
「十神」には複数の意味があります。

 

また、それにより
言葉の力も増幅されることになります。

 

その「十神」ですが、
まず一つは五十音図の上段にある

「あかさたなはまやらわ」

を古代の音図に並べ替えた

「あ・たかまはらなやさ・わ」を意味します。

 

古代日本において、
日本語の一音一音は神であり、
言葉という神が現実を創造するとされました。

 

たとえば、「あ」は
「高御産巣日神(たかみむすひのかみ)」を意味するように。

 

「十神」のもう一つの中身は、

「別天津神(ことあまつかみ) 五神」

「伊邪那岐神 (いざなぎのかみ)」

「伊邪那美神(いざなみのかみ)」

「三貴子(みはしらのうずみこ)」

の十神をいいます。

 

このうち、「別天津神五神」とは、

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、

高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、

神産巣日神(かみむすひのかみ)、

宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)、

そして天之常立神(あめのとこたちのかみ)

の五神のことをいいます。

 

「三貴子」は、皆さんよくご存知の

天照大神(あまてらすおおみかみ)、

素盞鳴神(すさのおのかみ)、

月読神(つくよみのかみ)

の三神を示します。

神々を呼び寄せる

つまり、「とほかみ」という言葉には、
遠津御祖神言葉の十神

そして今ここで紹介した
十の神が含まれることになります。

 

ですから、「とほかみ」と唱えるだけで、
それらの神々を呼び寄せることができるというわけです。

 

この言葉の力がいかにすごいのか、
従来の言葉と比較してみたいと思います。

 

たとえば「南無阿弥陀仏」の場合、
「阿弥陀仏」に帰依するという意味になります。

 

けれども「阿弥陀仏」は、
言葉の神でいうと言霊「あ」に相当し、
数でいうと一神しかありません。

 

ところが、この「とほかみ」はどうでしょう。

 

天之御中主神という
神界の最高神をはじめとして、

末はこれまた強力な遠津御祖神まで、
すべてを含んでいるのです。

 

また「とほかみ」における、
「と」「ほ」「か」「み」
それぞれの音にも、

「えみため」同様、
「ことだま」の力が働いてます。

 

よって、この「とほかみ」という言葉が
どれほど力強い言霊であるのか、
以上の説明からご理解いただけることと思います。

「えみため」に隠された意味

さて、今度は「えみため」です。

 

この「えみため」には、
「笑みため」の意味があります。

 

「笑みため」をもう少しわかりやすく表現すると、
「微笑んでください」となるでしょうか。

 

「とほかみえみため」と続けて読むことで、
「遠津御祖神、十神のすべての神様、微笑んでください」
という意味が浮かび上がります。

 

そして「微笑んでください」には、
「感謝します」の意が裏に含まれます。

 

では、これらの意味を理解した上で
「とほかみえみため」と唱えてみてください。

 

人によっては、自らが唱えたこの言葉で、
まるで全ての空間が響き渡ったかのような
経験をされるかもしれません。

 

なぜなら、
「遠津御祖神、十神のすべての神様」とは、

いうなれば先祖から宇宙の根元神までの
すべてを含む「全宇宙」を意味するからです。

 

ですから、「とほかみえみため」とは
最終的に、全宇宙を完全に肯定する言葉となるのです。

 

いわば、人類にとって最強の言霊、
それがこの八文字だということです。


それは神につながる言葉であり、
同時に神の言葉でもあるのです。

次回に続く

 

とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜
著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』『「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?』(和器出版)などがある。

 

今なら会員サイトMAFORAMA(まほらま)登録で、
書籍「とほかみえみため〜神につなかる究極のことだま〜」(電子版)をプレゼント中!

会員登録は無料です。ぜひお試しください。