概念とは結界である、と言われて、
いきなりピンとくる方は少ないかもしれません。
なぜなら、結界という概念が、
一般的には曖昧だからです。
けれども、結界という言葉くらいは
聞いたことがあるでしょう。
私はホテルの一室で
この文章を書いていますが、
自分が泊まる部屋には
必ず結界を張り、
その内側を浄化するようにしています。
つまり、何かを守るため、
という意味合いがそこにはあるわけです。
そこで、「概念」ということについて
考えてみたいと思います。
人はそれぞれ、各々の考え方によって
生きています。
これは当たり前ですね。
同じ家庭でも、お父さんとお母さんの
考え方は違います。
社長と専務の考えも異なります。
太郎君と花子さんも
それぞれ別の考えを持っています。
当然、一郎君と次郎君も兄弟ですが、
考えが全く同じということはありません。
もうこの辺でやめておきましょう(笑)
つまり、それぞれの考えが、
それぞれの個性を形作っているわけです。
自分を自分たらしめている、
と言いますか。
言い方を変えれば、
皆さん、自分の考えで自分を守っている
ということですね。
「私は◯◯である」と考えることで、
それ以外の概念を入れずに済む、と。
同様に「これは◯◯である」とか、
「◯◯であるべきである」とか、
いろいろあります。
そのように見ていきますと、
自身が構築した概念で他の概念を入れない、
という点において、
それは立派な結界である、
と見なすことができるわけです。
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「概念」とは「結界」である。自由を手に入れる「正しい概念」の扱い方
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小野寺潤
宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。
現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。
大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』(和器出版)などがある。