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第3章 なぜ祓いが必要なのか | 「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?(その4)

作成者: ELEMENT編集部|Jun 12, 2022 6:00:00 AM

祓いができたか確認する方法

ここまでお読みいただき、
ただ引き算がいいと言っているわけでないことは、
おわかりいただけるかと思います。

 

つまり、物事は全て足し算と引き算でできているので、
そのどちらかだけで生きていくことはできないからです。

 

ただ、現代人の多くは足し算にばかり目がいき、
引き算のように失うことを極度に恐れているフシがあるため、
あえて冒頭にこのお話を持ってきたところがあります。

 

要は読者の皆さんに、
この引き算の概念に慣れていただきたいということです。

 

それがまた祓いの考え方にも繋がってくるわけですが、
そのことが足し算の力をかえって強化することにもなるのです。

 

では、ここから具体的な話を申し上げましょう。

 

徹底的に祓いをするとします。
すると最後に何が残るでしょうか。

 

はい。
本当に徹底的にするのであれば何も残りません。
空っぽというか、何もありません。

 

ですから、そこには喜びも不安も、恐れもないわけです。
焦りもなければ、諦めもありません。
とにかく何もないということ。

 

もっと言うと、何もないという実感もありません。

 

もし何かあれば、
まだ祓われ切れていないことを意味します。

苦悩から開放する特効薬

そこで出てくる問題が、
何もないということの何がいいのかということです。

 

あるいは、それの何が面白いのかという疑問も。

 

見方を変えれば、祓うにしても払うにしても、
何かをひたすら失うことを意味するので、
損をしたような気分になるかもしれません。

 

あるいは、こうした引き算の世界に
恐怖すら感じられるかもしれません。

 

ですがまた別の見方をすると、
これほど私たちを苦悩から解放する特効薬もないといえます。

 

今しがた、
「恐怖すら感じられるかもしれません」と述べましたが、
それすら祓われたとすると、
恐怖自体も感じようがないのです。

 

ただし注意点は、
こうしたマイナスだけを祓っても祓いにはならないということです。

 

マイナスも祓うが
プラスも祓うという姿勢が大事になります。

 

よく世の中の一般の方々は、
得はしたいが損はしたくないという気持ちで
動いておられるようですが、

それが現実的でないことは、
よくおわかりいただけると思います。

 

実際、そのような姿勢だと、
かえって詐欺にも遭いやすくなります。

 

つまり、人を騙す側は、
そこにつけ込むわけですから。

 

とにかく、
いいも悪いも祓うという姿勢でいると、

あらゆる悩みも慢心もなく、
清々とした気持ちで過ごすことができます。

 

また、自らがゼロポイントにあることで、
人の嘘や虚栄心を見抜くのも得意になります。
(自分に過信や欲があると見抜けません)

 

私からすると、今のこのお話だけで、
十分お祓いに取り組む価値があると言えるのですが、
これまでの西洋的価値観に染まった方には試練かもしれません。

 

一方、祓いというものに
真剣に取り組んでみたいという方もおられるでしょう。


次回に続く

 

※ご理解を深めていただくため、
まだ前著『とほかみえみため〜神につながる究極のことだま』をお読みでない方は、
併せてお読みいただくことをお勧めいたします。


『とほかみえみため〜神につながる究極のことだま』は、
一部を抜粋してdaum houseでも記事として公開しています。
気になる方はぜひ、こちらからお読みください。

『とほかみえみため』はなぜ奇跡を起こすのか?

著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

 

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。

ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』『「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?』(和器出版)などがある。