第4章 祓いで神に繋がるメカニズム | 「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?(その5)

つながる

こんにちは、Element編集部です。

前回の記事では、
『とほかみえみため』はなぜ奇跡を起こすのか?」から

本当に祓われた状態か確認する方法と
初心者がやりがちな失敗について詳しくお伝えしました。

 

あらゆる思考や
悩みが消えるのが「祓い」ですが、

この祓いは
「本来的な道」に進むための始まりにすぎません。

 

その道とは神と一体化する道です。

 

白川神道では
それを「神人一如」と表現し

神と自分が
ピタッと重なることを意味します。

 

そして「祓い」は
神に繋がるための最低条件であり、
唯一の方法になります。

 

ということで今回は、
祓いにより
神とつながる仕組みを徹底的に解説します。

 

また、祓いをしないと
繋がってしまうことが多い
“人間を陥れる存在”についても紹介します。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

この記事は、datumグループで白川学館の理事やラボラトリオ株式会社の取締役を務める小野寺潤が大野靖志名義で世に出した「『とほかみえみため』はなぜ奇跡を起こすのか?」(和器出版)から一部を抜粋してご紹介するものです。

書籍には付録『ロゴストロンシステム概念図』を掲載しています。

ぜひ、書籍版も手にとって「とほかみえみため」が奇跡を起こすための設計図を手に入れてください。

「祓い」は“本来の道”に進むための始まり

Start word as motivation writen on asphalt road

お祓いをしっかりすることで、
あらゆる思考や悩みが消えると申し上げました。

 

それにより余計な気苦労もなくなる、と。

 

普通に考えると、
それだけで十分な成果といえますが、

この辺りはどちらかというと
常識的な範囲と言えなくもありません。

 

実際、「とほかみえみため」であれ、
白川の他の祓詞であれ、

一音一音をしっかり唱えることができれば、
悩みをもたらしている心の声や思考が、
その音によって祓われ、分解されます。

 

では、それで終わりかというと、
実はそこが本来的な道に進むための始まりとなるのです。

 

本来的な道とは何でしょうか?

 

それが前著でも述べたように、
遠津御祖神(とおつみおやのかみ)という
自らの先祖を代表する神と繋がることです。

 

「とほかみえみため」の八文字を唱えると
そうなることは実証済みですが、

今回はそうした神と繋がるメカニズムについて
解説してみたいと思います。

”神人一如”に必要なこと

world on a chessboard isolated on blue sky background. Elements of this image furnished by NASA-3

まずはじめに、一体、
神と繋がるとはどういうことを言うのでしょうか?

 

現実の世界では、
仲間たちと手を取り合っているイメージや、

ネットで他人同士が繋がっているイメージが
思い浮かぶことでしょう。

 

また、子供たちは遺伝子的にも、
生まれながらにして親と繋がっているといえます。

 

こうした事例からある程度の想像はつきそうですが、
相手が人間ではなく、神だとするとどうなるのでしょうか?

 

実際にはこの世の次元と
あの世の次元が繋がるようなお話になるため、
人間同士のそれとは当然異なります。

 

けれども、この世の次元での繋がり方が、
あの世に反映されていてもおかしくはないでしょう。

 

それに関して、よく私たちは、
「神人一如(しんじんいちにょ)」と表現することがありますが、

これには、
「神と人が一体化したかの如く」という意味があります。

 

神と自分がピタッと重なった姿といえるでしょう。

 

では人が神と一如になるためには、
どんなことが必要でしょうか。 

 

ただそう念じれば、そうなるのでしょうか。

 

これはある意味当然ともいえることですが、
人間という存在が、どこまで清まっているかが、
そこでのポイントになります。

 

つまり、人と神が繋がるための接着面がどうか、
インターフェイスがどうかが問題になるわけです。

 

その部分が汚れていれば、
神とは別の何かに繋がってしまいますし、

ピカピカできれいな状態であれば、
それにふさわしい存在と一如になることができます。

 

ところが、「祓い」という概念がないと、
メッキのような見せかけの上塗りをすることで、
自分よりすばらしい存在を引き寄せようとします。

 

人間の世界であれば、
こうした誤魔化しもある程度通用しますが、
あちらの世界にそうしたことは通用しません。

 

なぜなら、全てが筒抜けになっているからです。

 

よって、神に繋がるための最低条件が祓いであり、
次にどこまで祓われているかが大事な問題になってくるわけです。

神につながる唯一の方法

Close up image human hand drawing circuit board

この仕組みを知らないと、
祈れば祈るほど我欲のゴミが積み重なり、

気がついてみたら、
全く別の存在に繋がっていたということになりかねません。

 

最悪の場合、
悪霊や低級霊に繋がってもそのことに気づかず、
ありがたがってしまう、ということも起きます。

 

というわけで、祓いとは、
ただそれによって気分をよくするだけのものではなく、

実は神に繋がる唯一の方法であるということが、
おわかりいただけるかと思います。

 

ですから、私たちの立場から見ると、
祓いなしに何かに繋がっている人は、

かなり怪しい存在といいますか、
どうしても人間を陥れる存在に見えてしまうのです。

 

その場合は、
そうした人に取り憑いている存在(霊)を祓うわけですが、

人間の側において勝手に恩恵を感じている場合には、
「外そう」という当人の意志エネルギーが働かないため、
少し手こずることになります。

 

ちなみに一般的に言われている霊能力とは、
特定の人間に取り憑いた霊が発揮している能力であって、

そうした存在が離れてしまうと
普通の人間に戻ってしまうことがほとんどです。

 

余談ですが、以前ある霊能力を持つ方が、
自分は他人のことが見えすぎて困るから、

そうならないようにしてほしいという相談があり、
祓いと鎮魂をして差し上げたことがあります。

 

それにより、
以前のようなことはなくなったのですが、

今度は人のことがわからなくて不安だから、
元に戻してほしいと言われたのです。

 

結果的にその方は、
元々自分に憑いていた霊を取り戻して、
元のサヤに落ち着いたのですが、

結局本物の神と繋がるチャンスを
自ら断ち切ってしまったと言えます。

 

もしその方が祓いを続け、
自らの五魂を統合することができれば、

外部の霊の力を借りなくとも、
自身の直知力で、どんな状況にも対応できるようになったはずです。

 

それを思うと残念でなりませんが、
それぐらい私たちは、
自らの遺伝子に内在する神をないがしろにし、
外部の情報や存在に依存しがちだということです。

 

現在そうした相談は受け付けていませんが、
同様のケースは過去多々ありました。

 

ここで何を言いたかったのかといいますと、
「とほかみえみため」は祓詞であると同時に、

五魂を統合する言葉であり、
遠津御祖神に繋がるための真言でもあるということです。

 

つまり、何役も兼ねているということ。

 

ここに「とほかみえみため」の最大の特徴があります。

(次回に続く

 

※ご理解を深めていただくため、
まだ前著『とほかみえみため〜神につながる究極のことだま』をお読みでない方は、
併せてお読みいただくことをお勧めいたします。


『とほかみえみため〜神につながる究極のことだま』は、
一部を抜粋してdaum houseでも記事として公開しています。
気になる方はぜひ、こちらからお読みください。


とほかみえみためはなぜ奇跡を起こすのか

『とほかみえみため』はなぜ奇跡を起こすのか?

著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

 

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。

ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』『「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?』(和器出版)などがある。

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