Element

「神の存在」から人々が遠ざかる理由 | とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜 (その10)

作成者: ELEMENT編集部|Mar 21, 2022 6:00:00 AM

宗教から離れていくわたしたち

これまで世の中には
様々な宗教や信仰形態が登場し、
それぞれに神の存在が語られてきました。

それにより生まれたものは、皮肉にも、
宗教そのものに対する不信感だったかもしれません。

昨年、NHK放送文化研究所が、
国際比較調査グループの一員として、

「日本人の宗教に対する信頼度」を調査したところ、
やはりという結果が出てきました。

その時の報告を簡単にまとめますと、
以下のようになります。

******

  • 信仰している割合は変わらないものの、信仰心は薄くなり、神仏を拝む頻度が低くなっている。
  • 日本人の伝統的な価値観だと捉えられてきた「お天道様が見ている」、「人知を超えた力の存在」、「自然に宿る神」といった感覚を持つ人が少なくなっている。
  • 宗教に「癒し」などの役割を期待している人は減っている。宗教に危険性を感じる人は、感じない人より多い。

******

こうした傾向は欧州にも出ていますし、
米国でも若者を中心に宗教離れが進んでいるといわれます。

効果がなければ続けられない

では、なぜ宗教というものが
ここまで急速に力を失ってきたのでしょうか。

一つにはもちろん、戦争や紛争の背景に、
いつも宗教の問題が絡んでいるということがあります。

本来は人々を幸せにするはずの宗教なのに、
なぜそんな逆のことを引き起こすのかと。

けれども、皆が皆、そこまで考えて
宗教から離れていったわけではないでしょう。

そこにはもっと直接的な理由があるはずです。

では、今日の事態を引き起こした、
その直接の理由とは何でしょうか。

それは、
「これまで信仰してきたものに効果や体感がなかった」
ということに尽きるのではないでしょうか。

これまでさんざん宗教を信じてきた、
もしくは教えを実践してきた。

けれども何もいいことがなかった、
となれば、

そこに続ける意味を
見い出すことはできません。

(次回に続く)

 

とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜
著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』『「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?』(和器出版)などがある。

 

今なら会員サイトmaforama(まほらま)登録で、
書籍「とほかみえみため〜神につなかる究極のことだま〜」(電子版)をプレゼント中!

会員登録は無料です。ぜひお試しください。