自分を変える、人生を変えるという時に
「本当の自分」
という表現を使うことがあると思います。
では、「本当の自分」とは
一体どういう自分なのでしょうか。
そして、今の自分が
「本当の自分」ではないとしたら
それは「偽りの自分」なのでしょうか。
確かに、心理学やカウンセリング、
セラピーなどに共通する頻出ワードで
「心を偽る、本心を偽る」
ということを見聞きする方も、多いかと思います。
「偽りの心」は仮面(ペルソナ)としての
「偽りの自我」をうみだし、
自分の深いところの本心、本音を
抑圧したり歪ませたりしたその蓄積は、
潜在意識の心の型となり、
「偽りの人生」を形成しているかもしれません。
心の濁りとなる「偽りの心」は、あえて言うなら
本来であれば溜め込みたくない
心のゴミのようなものだったかもしれませんし
現象は心の現れである、という
シンプルな心の法則から考えても、
心が呼吸しづらいその状態では
日々の喜びや感謝も湧きづらく、
人間関係にも不調をきたしやすいものとなるでしょう。
心や意識の学びをいくらか進めると、
今の状況は、自分の心や無意識が
創り出しているもの、
というテーマに直面しますが
その際に、自分の内面をどう整えるのか、
そして「本当の自分」ということを
どこまで深め、アクセスしていくかが、大切なポイントになります。
言うなれば、意識下に蓄積した
ホコリやゴミをはらって
無意識の心のパターンを整理整頓し、
そうして、「本当の自分」の
意志や願いがどうであったのか、
あるいはどうありたいのかを
見つめ直し、気づいて、再構築していく作業になります。
そのための方法論は様々にありますが、
一般的な心理学やカウンセリングには
無い手法として大変有効だと私が思うのは
日本人ならではの精神性、
神道的な感覚からくる
「祓い」という概念と行為です。
それはちょうど、
心のホコリやゴミを
掃除して祓い清めるようなものと位置付けられます。
白川神道としての祓い清めの意味は、
こちらの記事で分かりやすく語られています。
ぜひご参照ください。
ちなみに「祓い」というと
宗教的なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、
実際は、教祖や教義もなく、
心と身体を清明に整える、作法のようなものです。
自分を変えるための具体的な
手法やメソッドも良いですが、
私が「祓い」も併用してみることを
オススメしたい理由は、大きく2つあります。
一つは、例えるなら、意識の細部へと
心を「分析」するような手法と違って
祓いの意志と言葉の力が、
言うなれば総合的に心の全体を
大きく包みつつ、自然と綺麗に整えていく作用があるから。
もう一つは、
自分の内面だけではなく、
自分を取り囲み影響を与える、
「環境(場)そのもの」を変える作用もあるからです。
これは、意志や言葉、音の響きの本質、
現象界の根底に作用する微細な振動領域など
いろんな要素が絡んでいる結果なのですが、
ここでは詳細は省きます。
そして、どんな手法やプロセスを
とるにせよ、最終的に
「偽りの心、偽りの自我」が消失していくと
「本当の自分」のその先に
真(まこと)の我、すなわち「真我」が
立ち現れる段階が控えているのですが
それはまた、次の機会にお伝えできればと思います。
いかがでしたでしょうか?
本当の自分の「その先」に、
「真我」が立ち現れる段階がある。
早く続きが知りたいですよね。
次回の記事では、
心理学という学問的な領域での
「本当の自分」と
悟りや宗教などのより深い領域での
「真我」
この違いに注目しながら、
本当の自分の「その先」へのヒントを教えてもらいます。
まずは、本日お伝えした
「祓い」を試してみてくださいね。
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