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神道の一神教化の裏事情| とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜 (その11)

作成者: ELEMENT編集部|Mar 24, 2022 12:44:40 AM

神はどこにいるのか

神という存在を
一言で表すことはできませんが、広く

「目には見えないが、
現実に影響を与える大いなる力」

と捉えることは可能です。

 

問題は、その神と人間との距離が、
あまりにも開いてしまった
ということにあるのではないでしょうか。

 

前回の記事で紹介した調査結果に、

  • 「お天道様が見ている」
  • 「人知を超えた力の存在」
  • 「自然に宿る神」が感じられない

というものがありました。

 

が、少なくとも古代人は
それを身近に感じていたであろうと考えられるのです。

 

なぜなら、こうした言葉や表現は、
実際に当時を生きていた人間が残したものだからです。

 

神道でも八百万(やおよろず)の神
という言い方をしますが、

こちらも現代に生きる人間の感覚より、
もっと実感的なものであったはずです。

 

しかし、歴史というものは、
人々からこうした感覚も
記憶も奪ってしまうものです。

 

また、
勝者が歴史を書き換える
というように、

為政者に都合の悪い教えは
消される運命にあります。

 

そうしたなかでも最も大きな問題は、
一神教の存在ではないでしょうか。

 

その特徴は、
一なる神と人間を分けることで、

人は神になれないということを
明確に宣言するところにあります。

 

したがって人間には
神の教えを守ることしかできず、

それに反することをすれば
バチが当たるということで、

一神教の登場以降、
人と神は疎遠な関係に置かれることになります。

「一神教」は支配者に都合がいい

日本は古来、
多神教の立場を取っていましたが、

明治時代に
西洋化の波に乗ろうとする際、

天照大神を神道の中心に据えることで、
神道の一神教化を目指そうとしました。

 

その際に国家神道の頂点として
位置づけられたのが伊勢神宮です。

 

天皇が正式に
伊勢に参拝に行くようになったのは、

大昔からではなく、
明治時代に入ってからでした。

 

この一神教の考え方は、
支配者にとって都合のいいものであり、

それを利用することで
民をコントロールすることが自由にできます。

 

日本も国家神道の名の下、
国民が総動員で大きな戦争に巻き込まれていきました。

 

しかし、同じことを繰り返すわけにいきません。

 

次に大戦レベルの戦争が起これば、
それはおそらく人類の破滅を
意味することになるでしょう。

 

したがって、私たちには
本来の神を取り戻す必要があるのです。

 

普通はそれを、
とても難しいことと考えるでしょう。

 

なぜなら、
そのように教わってきたからです。

 

神は手の届かない位置にいる、と。

 

けれども、実は、
意外なほど身近に存在している
と知ったらどうでしょうか。

 

次回に続く

 

とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜
著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』『「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?』(和器出版)などがある。

 

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