「生命の記憶」と「神」を内側に宿す私たち| とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜 (その12)

こんにちは、Element編集部です。

前回の記事では、
『とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜』から

本来は「身近な存在」だった神が、
​​人と疎遠な関係になってしまった原因を詳しくお伝えしました。

 

今回の記事では、
私の中にある神なる存在

DNAの中に眠っている
ビッグバンによる宇宙の創生から続く
原初のエネルギーの記憶を辿ります。

 

この大きな力が
すでに私たちの中にあると確信できた時、

「神」を「外の世界」に
求め続けてきたために起きていた
「人と神との分離」が終わり、

本来あるべき創造の姿に気がつくことでしょう。


ぜひ最後までお読みください。

 

この記事は、datumグループで白川学館の理事やラボラトリオ株式会社の取締役を務める小野寺潤が大野靖志名義で世に出した「とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜」(和器出版)から一部を抜粋してご紹介するものです。

書籍には特別付録『「とほかみえみため」を唱える者の心構え10箇条』を掲載しています。

ぜひ、書籍版も手にとって「とほかみえみため」の極意を掴んでください。

「生命の記憶」と「先祖」

asphalt road in Tuscany Italy-1

「わたしは先祖でできている」
というお話を覚えていますでしょうか。

 

わたしは先祖のDNAでできており、
わたしのものといえるものは、

実は存在しない
という話のことです。

 

リンク1

 

先祖というと普通は
両親や祖父母など、
顔のわかる範囲で特定しようとします。

 

もしくは、家の仏壇に
曽祖父母の遺影があれば、
そこまで含まれるでしょうか。

 

いずれにしても、
通常はこのように、

身近な限定された範囲の先祖を、
自身の先祖として崇める傾向が強いように思います。

 

人によっては、
「亡くなったおばあちゃんが自分を助けてくれた」
というケースもあるでしょう。

 

けれども、私たち一人一人の先祖は
実際には膨大な数に上り、

身近な先祖だけ
わたしという存在に関係するわけではありません。

 

わたしの知らない
ずっと大昔の先祖であっても、

そのDNAは
いつもわたしの中に存在し、

わたしの一部として
影響を与え続けているのです。

 

すると、ここで面白いことがわかります。

 

つまり、私たちのDNAには、
生命が始まったばかりの記憶
また残されているということです。

前章の中でこのように述べました。

 

****

そうした先祖を極限まで辿ってみますと、
8億年前の原始生命体を飛び越えて、
137億年前の宇宙の起源にまで遡ることができます。

つまり、私たち一人一人のDNAには、
無数の先祖あらゆる宇宙の記憶がストックされているのです。

******

 

このことは疑いようのない事実です。

神秘でも何でもありません。

いわば当たり前のお話といえます。

私たちには、原初のエネルギーが宿っている

sunset in jungle of Thailand

そこで、
この動かしがたい事実について、

日本の神話では
どのように表現しているかといいますと、

天之御中主神から
すべてが生まれたと言っているわけです。

 

それを現代的に解釈すれば、
ビッグバンとも、宇宙の最初の振動とも
取ることができます。

 

それにより宇宙が生まれ、
生命が生まれたと。

 

この宇宙ができた瞬間から、
人類がこの世に登場するまでの過程には、

量子レベルから無限大の大きさを持つレベルまで、
様々なエネルギーの交流がありました。

 

そうしたエネルギーから
人類が誕生したとすると、

私たちにとって最も古い先祖は、
まさに原初のエネルギーそのもの
だったということができます。

 

そこから宇宙が生まれ、
地球が生まれ、生命が生まれ、
祖先が生まれたといえるわけです。

 

したがって、
私たちのDNAには、宇宙も地球も祖先も
すべて入っていることになります。

 

つまり、私たちの中に、
神が入っているということになるのです。

 

これを神話的に表現すれば、

  • 宇宙の神は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
  • 太陽の神は天照大神(あまてらすおおみかみ)
  • 地球の神は国常立神(くにとこたちのかみ)
  • 先祖の神は遠津御祖神(とおつみおやのかみ)

となります。

 

ですから、
神はどこか外側の遠くにいる存在ではなく、

私たちのすぐ近く、
それも私たちの体の中に存在する
ということがわかるのです。

 

この当たり前な事実を知らないがために、
人類はこれまでとんでもない遠回りをしてきました。

 

すべては自分の内側にあるのに、
外側、外側へと探求を進めてきたのです。

 

にもかかわらず、
人々はこの現代においても相変わらず、
外の世界に神を求め続けています。


そして、
人間と神をますます分離させようとしています。

 

次回に続く


 

とほかみえみため~神につながる究極のことだま~書籍

とほかみえみため〜神につながる究極のことだま〜
著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』『「とほかみえみため」はなぜ奇跡を起こすのか?』(和器出版)などがある。

 

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