【考察】「すずめの戸締まり」 | いま必要な「立ち止まることの価値」とは?

大ヒット中の映画「すずめの戸締まり」
皆さんはもうご覧になりましたか?


古神道の叡智の学びと
意識のテクノロジーをご提供している
datumグループのスタッフも


「何度か涙し、2時間とは思えない、
 壮大な魂の旅をしてきた感じです」


「本当に壮大でした。
 近々2回目見に行こうと思います」


終始大号泣でした。
 最近、先祖のことでやっとわかったことがあり
 完全に主人公に一体化して没入してしまいました


と大絶賛。


むしろ「すずめの戸締まり」を見なければ、
仕事の話ができないぐらい、必見の映画となっています。


それもそのはず、
この映画のテーマが、

土地に残されたままの人の思いを鎮めること
すなわち鎮魂にあるからです。


「すずめの戸締まり」は
古神道的なキーワードが満載で
一般には馴染みのない「鎮め」がテーマの映画。


それがなぜ今、
日本中でヒットしているのでしょうか?


今回はそのヒットの理由を考察しながら、
映画「すずめの戸締まり」の中では
直接語られることのなかった
大切なメッセージを紐解いていきたいと思います。


今回お話をしてくれるのは、
一般社団法人白川学館理事であり、
neten株式会社の営業部門のトップを務める
石原政樹さんです。


ぜひ、最後までご覧ください。


(注意)
ここからは映画「すずめの戸締まり」のネタバレを含みます。
細かなストーリーに関するネタバレはありませんが、
映画の根幹となるテーマに関する考察がございますので、
まだご覧になっていない方は、ご注意ください。

「思い」を認め、鎮め、扉を閉じる。

Doors opening to reveal beautiful sky in dark grey room-4

こんにちは、石原政樹です。

 

今、データムグループの方で、
古神道の叡智の素晴らしい世界をどういう形で、

より一般の方々にわかりやすく、
親しみやすくお伝えするか、
というところの取り組みをしています。

 

お祓いや鎮魂をスムーズに理解していただく企画で
色々と話し合って行く中で、 

新海(しんかい)監督の『すずめの戸締り』という映画が
古神道的キーワードがあり、参考になるかもしれない、
という意見がありました。

 

こちらは映画が11月11日に封切られてから、
全国的なヒットになっていますけども。

 

話の中に、遠津御祖神、産土(うぶすな)、
常世(とこよ)という言葉がでてきます。

 

あんまりいうと、ネタバレになるので、
全部は言いませんけども(笑)。

 

主人公の女子高生のヒロインが

過去の大きな地震があったところにある、
その土地の人の思いを感じ取る中で

産土、遠津御祖神など、
色んなキーワードがちりばめられていて、

これが今の時代に
爆発的にヒットしています。

 

私にとって新海監督の作品は素晴らしいのですが、
実はこれまでは、心底響くことは
あまりなかったんですね。

 

大ヒットした『君の名は』も、
正直言うと自分の中では
一般に言われるほどの感動はありませんでした。

 

ただ今回の『すずめの戸締り』というのは、
とても感動しましたし、
示唆的な内容も感じました。

 

神道的な祝詞も出てくる中で、
主人公が各地を巡りながら、

今は廃れてしまった場所や
被災を受けた場所を巡りながら、

そこで生活していた人の様々な思いが、
きちんと認められて、また鎮まっていく過程。

 

逆に鎮まってないと、
一種の我々で言う禍津(まがつ)といいますか、
そのエネルギーが災厄をもたらすんですね。

 

その凶々しさが非常にリアルな
映像で表現されています。

災いの扉を閉じるには

Cosmic clouds of mist on bright colorful backgrounds-2

また「戸締り」という言葉があるように、
「扉」がひとつのキーワードになっています。

 

各地に「扉」があって、
そこを開いたり閉じることによって、
異世界との交流が良くも悪くも生まれてくる。

 

災いの扉を閉じるには、
その場の様々な「過ごしてきた方々の思い」
というのをきちんと認めて、

思いを馳せて、祝詞を唱えて、
鎮めていくのです。

 

今の時代に、神道的なものをベースにした映画が、
ヒットするというのは、
意味があるのでは、と思ったのと、

それは手前味噌ですけど、
私たちdatumグループが
ここでこれまでおこなって来た活動や製品開発も
関係あるのではないかな、という(笑)

 

それは半分冗談のように言っていますけども、
しかし情報は伝播するので、

整った場から、ひとつ発信したことが、
全世界に、全宇宙に影響を与えるということは、
間違いなくあるわけで、

それが共鳴を起こして、
同時共時に同じところを目指していく、
ということは、あると思うんですよね。

心の乗り物が奪われるとき。

Puzzle head brain concept as a human face profile made from crumpled white paper with a jigsaw piece cut out on a rustic old wood background as a mental health symbol.-2

映画は3.11日本大震災の鎮魂が、
クライマックスになってきます。

 

これに関しては新海監督自身が
完成報告会見で、

3.11 つまり東日本大震災について

「いま描かなければ遅くなってしまう」

と語っていて、
制作時点で被災地感情を十分に斟酌した上で、

同映画の美術監督に
福島出身の丹治匠氏を起用、

大震災の記憶や体験の共有への
思いがあることをおっしゃっていました。

 

福島もそうですし、色んな災いを、
沢山乗り越えて、我々の代があります。

 

以前、有志の方と靖国にお参りした際に、
ある会員の方から、
祖父が徴兵されて、死線をかいくぐった
体験を書籍にしたものをいただきました。

 

それを読むと、天災も人災も、
通常では考えられないような
大変な中をご先祖達が
乗り越えて来たことが、わかります。

 

人の心は何かを乗り物にしているんだな、
というのを感じます。

 

それが人によっては、
グルメという乗り物だったり音楽だったり、
今は娯楽が多いと思うんですけれども、
それを心の乗り物として生きている。

 

その乗り物がいきなり奪われた時に、
とてつもない苦しみに突き落とされます。

 

ダイエー創業者の中内功さんが、
徴兵され戦地に赴いた際、

眠っている間に、隣にいた戦友に
食べられちゃうんじゃないかと、

そう思うぐらい、
やっぱり極限になっちゃうと、
書いているのを読んだことがあります。

 

だけど一方で乗り物を
澄んだ器に戻す方法があり、
それが民族を支えてきました。

 

自他を整えるシステムといいますか。

 

外の世界だけを見ていると、
とてつもなく心が乱れたり、

先の心配で心が一杯に
なっちゃうようなことだらけです。

 

一旦それを放念できるという、
一回ゼロに戻れるようなところの場
きちんと確保すること。

 

物理的にもそのような集いの場、が
きちんとあって、そこへのご縁もあって、

その人の心の中にも
整えられているスペースがある。

 

そういうスペースを
つくれる方法が私達で言ったならば、
祓い・鎮魂ということに
なってくると思うんですけども、

それがあるかないか、というのは
非常に大きな違いになることを感じます。

 

一つの肉体が一生で体験できること
というのは限られていますけども、

しかし祓い鎮魂をしていることによって、
ある面映画に出てくるような、

大きな世界への扉を自由に開いたり閉じたり
することができるということも、

意識の学びやテクノロジーとしてご提供させていただいていると、
感じるところです。

動くこと、立ち止まること。

long boat and poda island in Thailand

時代の、特に激動期というのは、
不安も大きいので、
とにかく動き回りたくなります。

 

私も動くことに価値を見出される世界
ビジネス関係で、沢山経験してきました。

 

しかし沢山動いて、成果を見出すことでしか、
その人の価値を認めてもらえないような
環境に居続けるのは、やはりしんどいことです。

 

それだけではなくて、立ち止まることに、
価値を見出すということですね。

 

それは引きこもり沈滞することではなくて、
立ち止まってゼロに戻って、
そこから豊かな創造が生まれる。

 

ですからひょっとしたら
私たちの祓いが、あの映画を
創造したのかもしれないというか(笑)

 

超次元的な産霊が起こる
ということはあるわけですので、

地道だけども、政治や
事業等の表の世界の裏側で、

粛々と祭祀を行なってきた一群によって、
日本が支えられてきたことは、
間違いないことです。


それを我々も引き継いで、
また日々の祓い鎮魂を
ご一緒できればと思います。

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