マネジメントとリーダーシップに効く!日本古来の2つの叡智

学び

こんにちは。
Element編集部です。

リモートワークの機会も増え、
対面での打ち合わせや
オフィス、職場といった

同じ空間での
体験の共有が減ったことで、

チームや組織の運営を見直す必要に
迫られた方も多いのではないでしょうか?

 

そんな時代だからこそ、

「マネジメント能力を強化したい」

「リーダーシップを身に付けたい」

というニーズが増えているようです。

 

個人それぞれの力を引き出して
相乗効果をもたらす。

組織が一つになって、
無駄なく動き

効率的に価値を生み出し、
売上も上げ、社会に貢献する。

そんな、1 + 1を「2以上にする」のが、
マネジメントやリーダーシップという能力です。

豊かな人生を創造することにも通じる
この能力を飛躍的に向上させるのにおすすめの
日本古来の2つの叡智があります。

 

その2つに共通するキーワードは
「自己認識」です。

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版で
碇ゲンドウが引き起こしたアディショナル・インパクト。

本来の人類補完計画のシナリオになかった
アディショナル・インパクトの目的は、
「自分の認識」すなわち世界を書き換えることでした。

 

その「自己認識」を書き換える秘技が、
古神道の教えに隠されているとしたら
いかがでしょうか?

 

今回は、
その2つの叡智をビジネスに活かすコツを

意識の本質の探求を続ける
内海さんにお伺いしました。

ぜひ最後までお読みください。

 

お話をしてくれた人

内海昭徳

株式会社ロンズデーライト代表取締役
neten株式会社客員研究員

筑波大学で国際関係学、京都大学大学院で政治哲学・社会経済学を専攻。
9/11テロを機に、人間の根本的な意識進化の必要性を感じ、大学院を中退。
世界の真相と人間の意識の本質の探求を深める中で、メタ認識次元の叡智を掴み、科学と悟りの知恵を融合した人間開発と社会変革に長年取り組む。

北米への事業の新規展開を担う過程で、2018年サンフランシスコで開催されたwisdom2.0に日本人初のエントリースピーカーとして登壇。
シリコンバレーを中心に、テクノロジーの進歩と並走できる宇宙の普遍的真理の社会実装ニーズの高まりを予見し、独立。
コンサルティングや組織研修、講演会、リトリート、ワークショップなど様々に取り組んでいる。

経営・人事・教育など、これからの時代の「人的資本経営」に関心を持つ企業人が集う企業エキシビジョン「ヒューマンキャピタル・ラーニングイノベーション」(主催 : 日経新聞、日経BP)に出展した。

著書:新刊『タオ・リズム』
『経営者のための悟りリテラシー講座』『タナトスの寂滅』ほか

リーダーシップを伸ばす「自己認識」とは?

Sunset view of the Golden Gate Bridge and fog from Battery Spencer,  Golden Gate National Recreation Area, in San Francisco, California.

私がサンフランシスコで知り合った
組織開発を主とする会社の
イギリス出身の経営者から、
以前、こんな話を聞いたことがあります。

それは、マネジメント能力や
リーダーシップ能力を伸ばすに当たって

「セルフ・アウェアネス(自己認識)」

は、必ず押さえるべきものになっている、ということ。

 マインドフルネスを代表とした瞑想法に始まり、
コーチングやカウンセリングを含め

自分の無意識を意識化することで
自己認識を拡張する、ということは

日本のビジネスシーンでも
どんどん一般化してきていると思います。

特に、ある程度の集団や組織を
統率する立場や年齢になれば

これは必須の能力でありスキル、
と言っても良いかもしれません。

 ではなぜ「自己認識」という
ことがそれほど大事なのかいうと、

大きな理由の一つには
組織のマネジメントにしろ
リーダーの役割にせよ、

根本的に、自分の「意志決定」
共通項として必ず関わってくるからです。

組織の「意志ベクトル」を整える方法

Conceptual image of asphalt road and direction arrow-1

社内外の様々な状況を洞察して
最適な「意志決定」を下し、

それを上司や部下、同僚などに
しっかりと伝え、

理解や共感、
応援を得られるようにする。

そうすることで
組織全体としてのまとまりが生まれ、

組織の「意志のベクトル」が
強い力を得るようになります。

 書店やインターネット上でも
このジャンル関連の情報は多く、

『〇〇のスキル』といったように
様々にノウハウが体系化されてますので

手に取ったり目にしたり、
という方もいらっしゃると思います。

今日は、そういった情報知識を
さらにもう一段深いところから活かす上でも、

データム・グループの
システム学習にある2つの智慧(ちえ)のことに
少し触れておきたいと思います。

「自己認識」に直結する2つの智慧

Illustration of magic opened book covered with grass, compass, tree and stoned way on woody floor, balcony. Fantasy world, imaginary view. Book, tree of life, right way concept. Original screensaver.

どちらも「自己認識」
直結するものですが、

仏教由来の智慧のビジネス応用ではなく
こちらは神道的なものになります。

 日本人なら大体、神社等で何かしら
見聞きしたことがあると思いますが、

1つは、
「祓い」の智慧。

もう1つは、
古くから伝わる「鎮魂法」で、

こちらは
目を半分開けたまま行う、
ある種の観想法です。

 なぜ、祓い、鎮魂といった
一般的には全く聞きなれない手法が

マネジメントやリーダーシップの
話に繋がるのでしょうか? 

「祓い」が作る「ゼロの自己認識の器」

まず「祓い」は、
自分の偏見や独断、
思考や感情反応のパターン、

過去に縛られた
無意識の言動のクセなどを

徐々に微細に
分解していくようにして、

いわばまっさらな、

「ゼロの自己認識の器」

をセッティングすることに
大きく役立つからです。

「鎮魂」が整える「意志決定のベクトル」

そして「鎮魂」は、あちこちに
分散したりして上手くまとまらない

自分の意志のベクトルを、
同じく「ゼロの自己認識の器」にセッティングし、

そこを起点として、
明確な意志決定のベクトルを定めたり

あるいは、
自在に調整したりできる、

意識のコントロール能力の
発動に繋がるからです。

ちなみに、
無意識に考えがあちこちに飛んでしまう様を、

神道では
「魂が遊離(ゆうり)している」状態
と伝えています。

鎮魂は、その魂をあるべき場所に
戻す(鎮める)ための叡智なのですね。

それによってはじめて、ベクトルの
「コントロール」が可能になるのです。

組織の「意志ベクトル」を俯瞰する

Double exposure of businessman working with new modern computer and london city background as concept

言葉を変えるなら、
自分や組織の「意志のベクトル」というものを

柔らかい心で
大きく俯瞰できるようになり

広く客観的な視点でもって、
自分と組織の未来に向けて

集中すべき最良のベクトルを
柔軟に設定できる力に繋がるもの、と言えます。

そしてこの力を発揮できることが
リーダーシップの能力であり、

目標の達成をはじめ
人生のあらゆる場面でその「実現」を
支える、最高の力となるでしょう。

 言葉の上だけですと
少し難しく感じられるかもしれませんが、

日本ならではの
こういった深い智慧を

ぜひ、組織開発や
組織運営にも活用されてみてはいかがでしょうか。

 


いかがでしたでしょうか?

「ゼロの自己認識の器」を作る
「祓い」については

datumグループで白川学館の理事や
ラボラトリオ株式会社の
取締役を務める小野寺潤が

大野靖志名義で世に出した

あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則」(サンマーク出版)

で詳しく解説しています。

またこちらの記事でも、
書籍の内容を抜粋して紹介していますので、

よろしければご覧ください。

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