鎮魂と静止エネルギーと、神。

朝日

飛騨の地に伝わる「鎮魂」の起源

皆さん、こんにちは。
浅子雄一郎です。


二十四節気の一つ「大暑」を迎え、
太陽が熱く照りつける季節になって
まいりました。

さて、
時代は遡ること、縄文時代。

飛騨の地に

「日抱き御魂鎮め」

という鎮魂の儀式がありました。

 

七澤代表のお話によりますと、
飛騨(ひだ)という地名は
この「日抱き」から来ているといいます。

古代縄文の人々は池を囲み
先祖と大自然への感謝をもって、

水面に映る太陽や月の光を正視し
心を鎮めていました。

「鎮魂」の起源とも言えそうです。

 

正視は、静止

 

水面に映ったものを正視するには、
池の水面と、己の中の水面が
「静止」している必要があります。

波立たずに
水面がピンと張ることで、

「鏡」のようにして映し出された
自然や宇宙のその真の姿を
ありのままに捉えることができる。

古代における鎮魂とは、
こうした自然との共同作業であり

人の内側と外側とが
地続きでつながっていることを

当時の人々はありありと
実感されていたのではないでしょうか。

「静止」こそが最高のエネルギー

Mount Hood reflecting in Trillium Lake at sunset, in Mount Hood National Forest, Oregon.

そして同時に、
知っていたのだと思います。

「静止」こそが
最高のエネルギーであり、
すべての根源であると。

Twitterで『はふりこと』を
お読みくださっている方は、

「静止エネルギー」

「直霊(なおひ)」

という言葉に、日々触れていただいて
いることと思います。

「霊」とは、神と魂を結ぶ
結びのエネルギーです。

池の水面が静止しているとき。

大自然や宇宙の姿は、
その水面に「真っ直ぐ」、
像として結ばれます。

自然や宇宙が「実」なのか、
はたまた、水面に映った像が
「実」なのか。

どちらとも考えがつかないほど
その2つが柏手を打つようにして
水面を中心に合わさっているとき。

そのどちらをも生んでいる源
としての「負のエネルギー」

そして「神(言霊)」を、発見します。

「静止」「直霊」「神」をめぐって、
そんなことがふと鎮魂中に浮かんでまいりました。

デジタルからも最小単位を網羅する

Businessperson holding media image of city in palm. New technologies

大事なことは、
物質を最小単位から科学し
これを実証していくこと。

いま、鎮魂を網羅し、
様々なエネルギーを原子レベルから
体感するご修行が

毎朝毎夕、「電子祝殿」を通じて
おこなわれています。

池に映った太陽や月を鎮魂することも
また素晴らしいですが、

デジタル信号を介して
モニターに映った映像を、日本と世界の
皆で囲って鎮魂させていただいている
今の時代の有り難さも感じながら、

日々新たに、「物質の最小単位」であり
「情報の最小単位(データム)」
体感させていただいています。

神からも最小単位を網羅する

Universal milky way galaxy-1

「丸池や 声の飛入る 玉の音
神より外に 知るものはなき」

こちらは先日、
白川学館のオンライン祝殿講習*で
読ませていただいた
高濱清七郎先生の「沙庭」の歌です。

*白川学館では、800年以上にわたり継承されてきた白川の「祓い」、「鎮魂」、「神拝作法」、「ご修行」(ボディーワーク)を祝殿とオンラインで学ぶ環境をご提供しています。
オンラインサイト「和学教授所」では、システム学習法を最大限に活用して、たくさんの方が学びを深めています。ご興味のある方は、ぜひ詳細をご確認ください

白川が連綿と受け継いできた
神の息吹を思わせる静寂と、
「静止エネルギー」を感じます。

真の公を自覚することで、
このエネルギーを、人々と世界、
そして宇宙の平安清明のために

私たち一人ひとりが実感し、
実証し、使わせていただく。

このことを
「令(霊・0)和」の世に、
共に実現してまいりましょう!

照りつける太陽と蝉の声に
命の力強いエネルギーと、
確かな「意志」を感じながら。

この記事を書いた人

浅子雄一郎

neten株式会社/ラボラトリオ株式会社研究員
早稲田大学教育学部卒。

ヴィパッサナー瞑想からマントラを使った瞑想など様々な瞑想法を経て、白川学館の門を叩く。

言霊の叡智を装置化したロゴストロンの信号で、それまでの瞑想の体感が一変。この体験に衝撃を受け、800年間宮中祭祀を司ってきた白川伯王家伝承の「おみち」を生涯実践することを心に決める。

祓い、鎮魂、言霊を実践しながら、自らが世界の人々と「おみち」との結び手となるべく、日々奮闘中。

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