宇宙際タイヒミュラー理論を『古事記』で紐解く!〜対称性と宇宙の創造原理編〜

対称性と宇宙の創造原理編

こんにちは。Element編集部です。

日本の神話である古事記の内容に、
宇宙際タイヒミュラー理論(IUT理論)を理解するために重要な
「対称性」が隠されていると知ったら、驚かれるでしょうか?

現代科学において、これまで神話や伝承は「非科学的なもの」とされてきました。

しかし、神話や伝承の突拍子もない登場人物の設定や
ストーリー展開の裏に、
宇宙の創造原理が暗号として隠されているとしたら・・・

しかもそれが、数学界の「重要な問題」とされながら
ずっと「未解決問題」であった「ABC予想」を解く重要な
概念と結びついていると知ったら・・・

これまでの知識や概念が、大きく揺らぐかもしれません。

「IUT理論も、ABC予想も、古事記の内容もよくわからない」

今回は、そんな方でも、
読むだけでIUT理論と古事記に隠されたナゾを理解できるお話を紹介します。

現代科学の常識をひっくり返すIUT理論と、
古事記に隠された宇宙創造の原理を紐解けば、
貴方の「叶えたい夢」に近づけるかもしれません。

今回のお話は前編と後編の2回に分けてお送りします。
どうぞ最後までお読みください。

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お話をしてくれた人

小野寺潤

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、
言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、
ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、
日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、東京と山梨を拠点に、
さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』
『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』
『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、
『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』(和器出版)などがある。

*このお話は、2020年4月に開催された特別講演の内容を再編集してお届けしています。

ABC予想と神道のおそるべき原理の関係とは?

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この度、絶対に解けないといわれていた、数学史上の超難問が解けました。
それを解いたのが、なんと日本人で、京都大学の望月教授という方です。
「IUT宇宙際タイヒミュラー理論」を出した方で、
とうとうABC予想という内容を解いてしまったんですね。


もともと、このABC予想というのは望月教授が8年前に解いているのですが、
その後8年間かけてそれが正しいかどうかという調査がおこなわれまして、
この度本当に解いたということが証明されたんですね。
そこで今日は、ABC予想を日本人が解いたということの背景に、実は物凄い、
神道のおそるべき原理が隠されているということを皆さんにお伝えしたいと思います。 

IUT宇宙際タイヒミュラー理論の非科学的なアプローチ

ABC予想を解くきっかけになったのが、「IUT宇宙際タイヒミュラー理論」です。
これはどういった理論かといいますと、あらゆる現象と数字というのは全部、
対称性をもっている。つまり、「相似形である」ということなんです。 

この相似形というのは、別の言い方で、「アナロジー」ともいわれていて、
世界の科学界では近年まで「科学的ではない」とされ、ずっと非難されてきました。
つまり、ある問題を解くのに相似形を当てはめて解いたとすると、
それは誤りであるというのが、これまでの数学界の主流だったわけですね。 

ところが、もともと太陽系の相似形が銀河系であるとか、
また太陽系の相似形が原子と電子の関係であるということが、
ずっと言われ続けてきました。
ですから相似形というのは、そうした似たような動きとか、
拡大するか縮小するかの違いであって、
元々の基本の原理は変わらないということを示しているということなんですね。 

しかし、学界というのは総じて理屈理論で成り立っている世界ですから、
相似形とか対称性というのはこれまで認めてこなかったわけです。
ところが「IUT宇宙際タイヒミュラー理論」が出てきたことで、
これまで解けなかった数学の難問が解けるようになってしまったんですね。

相似形がおりなす神道の理論

数学というのはノーベル賞がないので、フィールズ賞とか別の名前があります。。
ただ、望月教授が「IUT宇宙際タイヒミュラー理論」を使って、
相似形を使って、これまで解けなかった難問が解けるという発表をした時に、
周りが非難したんですね。「こんなことはありえない」と。

ところが今回、ABC予想が解けたことで、すべてがひっくり返ってしまったんです。
相似形、対称性が証明されたということは、我々にとってはつまり、
神道の理論が証明されたこととと同じであると言ってもいいんですね。

では、神道の場合どういうことが言えるのかというと、
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)は、
イザナギ、イザナミの対称性なんですね。つまり相似形になっているんです。
同じく、建御雷神(たけみかづちのかみ)と建御名方神(たけみなかたのかみ)も
相似形になっているんですね。
要するに、神道の神々というのは全部、対称性になっているということです。 

それからもう一つ言うと、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、
高御産巣日神、神産巣日神の造化三神(ぞうかさんしん)というのは、
実は天照大神、スサノオ、ツキヨミの対称性になっているんです。 

今日皆さんと一緒に宇佐神宮に参拝にいった時に、
上宮と下宮というのがあったと思いますが、拝殿がそれぞれ3つずつありましたよね。
つまり神道の原理というのは片方だけということはなくて、
陰陽、プラスマイナスの関係性になっているか、対称性というかたちをとって、
無限に広がる状態というのを、宇宙の基礎原理にしているわけなんですね。 

それで今回、ABC予想が解けたということは、
これまではこういった世界は「眉唾でしょう」とか、
「多少当たっているでしょう」くらいだった世界が、数学のような、
いわゆるごまかしのきかない世界でバチッと決まってしまったということで、
これははっきりいって、とんでもないことなんです。 

2020年、ウイルス感染症の騒動で、世の中が大変なことになっている時に、
このABC予想が解けたということは、ものすごいことで、大変画期的なこと。
個人的には、これまで世界が成し遂げられなかった偉業を、
これから日本がいよいよやっていくということの先駆け、しるしであると思っています。

対称性が宇宙の創造の基本形

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ですから、先ほどの繰り返しになりますけれども、あらゆる神社は“対称性”でできている、
ということが言えるんですね。宇宙に形というものがあるとすれば、
それを縮小すると神の形が生まれたり、宇宙をさらに拡大すると根源神が出てきたり。
つまり対称性においては、すべてがそういう関係性になっていると。
それを私たちが何万年も前に、右回りの渦、左回りの渦、というところで見立ててみたり。
縄文土器に出てくるような表現がこれまであったわけですね。 

ノーベル物理学賞をとった、南部陽一郎先生の「対称性の自発的破れ」という研究があります。
あまり知られていませんが、実はこれは、イザナギとイザナミの神話から生まれている、
ということなんですね。対称性の自発的破れというのはつまり、
「対称性が破れると宇宙ができる」ということなんです。

これはどういうことかというと、右側に1の重さがあって、左側に1の重さがあるとすると、
一応、重りとしてはヤジロベエで均等に左右が釣り合いますよね。
一見バランスがよくて、平和でいいと感じます。
ただ、釣り合っている状態というのは、宇宙においては平衡状態で何も生まれない、
ということなんです。ところが、どちらかが重くなってしまうと、
ヤジロベエが傾きますよね。
傾くと対称性が保たれなくなるので、その結果、
宇宙が生まれる、ということになるんです。 

先ほども言ったように、
対称性ができている状態はバランスがよくていいと思われるかもしれませんが、
創造原理というところでいうと、実は「何も生まれない」状態なんですね。
たしかに安定していて素晴らしいということは言えるのですが、
創造ができないし、そこから何も起こってこないのです。

ところがある時、安定が崩れると、
そこから宇宙ができるというのが宇宙のしくみになっている。
それに気づいたのが南部陽一郎先生であり、その理論というのが、
イザナギとイザナミの神話からきている、ということなんですね。

南部陽一郎先生は『古事記』を読んだとはおっしゃってないんですけれども、
実は南部先生は超天才で、小学校の頃に『古事記』をすべて暗記したといわれているんですね。
ですから本人がはっきりとそのことに言及されなくても、
本人の理論には入っていることは間違いなくて、
それがイザナギとイザナミの理論ということだと思うんです。

(後編につづく)

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