人間はみな現実を作る力をもつ「神」である | 書籍「和の成功法則」(その4)

神聖な場所

こんにちは、Element編集部です。

前回の記事では、
経済的にも、社会的にも満たされた状態になる方法をお伝えしました。

その方法とは、まず、
悪いことだけでなく、起きているすべてを祓い清めて

現実化の最強ツール
日本語という「言霊」を使うことでした。

これを聞いて、

「お清めは納得できる」

という方は多いと思います。

なぜなら、
「手放す」とか「クリアにする」などは、
他の成功法則でも言われているからです。

しかし、

日本語のもつ「言霊の力」については、
半信半疑の方も少なくないのではないでしょうか?

けれども、今回の記事を読めば、

祓いと言霊だけで、願いがかなうことに
確信をもっていただけることでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

 

この記事は、datumグループで
白川学館の理事やラボラトリオ株式会社の
取締役を務める小野寺潤が

大野靖志名義で世に出した
あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則」(サンマーク出版)から一部を抜粋してご紹介するものです。

書籍には神道で継承されてきた
数々の祓詞のなかで、

もっとも祓いの力を発揮する
4つの祓詞を収録した「祓詞CD」が付属しています。

ぜひ、書籍版を手にとって
その効果を体感してみてください。

人間はみな現実を作る力をもつ「神」である。

Planet Earth with appearing sunbeam light. Elements of this image are furnished by NASA

「そうはいっても、祓いと言霊だけで、
 本当に願いがかなうのか?」

という疑問には、
自信をもって「はい」と答えましょう。

なぜなら、私たち人間は
みな現実を作る力をもつ「神」だからです。

あなたは、

「自分が神だなんて不遜すぎるだろう!」

と違和感を覚えますか?

しかし本来の神道では、
すべての人間は現実を創造する
意志をもった「神」であると考えます。

ですから、もしいま
あなたが納得していなくても、

神道の成り立ちをひもといていくと、
きっと、なるほどと思えるはずです。

どういうことか。

神道の歴史から見ていきます。
神道の始まりは、1万年ほど前にさかのぼるといわれています。

現代の神社にはきちんとした社殿がありますが、
古代日本では、磐座や山、木などの
自然物そのものを「神」として信仰していました。

その後、神に祈りを捧げる場として、
そこにお社や鳥居が建ち、いまに至ります。

岩や山、草木などの自然が「神」ならば、
同じ「自然物」である私たち人間もまた、神である。

日本人の内面には、
そんな生命観が根づいていました。

その精神的土壌の上で、
古代の日本人は自然と一体化し、

自らも神という位置づけで
和合し合いながら生きてきたのです。

近代化の進んだ現代では
古来の精神性は失われつつありますが、

いまも日本には
「八百万の神(やおよろずのかみ)」という言葉があります。

これは、あらゆる自然を神と見立て、
信仰してきた日本人の精神性をよく表す言葉です。

自然が「神」であり、
私たち「民(たみ)」も「神」である。

そう確信できる根拠を、さらに2つ挙げましょう。

そもそも「神道」という言葉は、
明治時代に作られたものです。

それ以前は正式な呼び名がありませんでした。

神々の存在は「自然そのもの」だったため、
名前のつけようがなかったのです。

ときに神道は、「おみち」と呼ばれていました。

普段私たちが歩いている道のように、
ごく日常的な世界。

呼吸をするくらい当たり前の世界だったのだと、
このことからもわかります。

それほど、神道、そして神は身近な存在でした。

そのような背景の中で、
神道は自然の法則ともいえるし、
もっといえば、宇宙を司る法則そのものでもある。

そして本来、人間もまた神である。

この捉え方は、
ごく自然に受け入れられてきたのです。

これを象徴しているのが、
神道における「鏡」の存在です。

宮中には、鏡に自分の姿を映す
「御鏡御拝(みかがみぎょはい)」という祭祀がありました。

「鏡に映った自分の姿が神である」という意味が込められた祭祀です。

神社の神棚には、
ご神体として丸い鏡が祀られていますが、

これも、「鏡に映った自分自身が神である」という意味があります。

いうまでもなく、
神は万物を創り出す創造主です。

つまり、「神」である「人間」には、現実を作る力がある。
私たち自身が願望実現のエネルギーそのものである。

これが、神道が教える真実なのです。

「私たちは神である」と話すと、
「自分の中に神がいるのですね」と言う方がいます。

しかし、それは誤解です。
ここは正確に理解してください。

あなたの中に神がいるのではありません。

「あなた自身」が、神です。

そしてあなたこそが、
現実を作る力をもつ存在なのです。

実はあの聖書でも、人間が神だと教えています。

旧約聖書の「出エジプト記」では、
モーゼがエホバ(神)に名前を尋ねたところ、
こう答えたと記されています。

「I am that I am.」

一般的には
「我は有りて在る者なり」と意訳されているようですが、

正確に直すと、

「私は “私を存在させる者" である」

となります。

「私を存在させる者」とは、他ならぬ私たち人間です。

つまり、「私(神)=人間」だと、エホバはいっているのです。

量子力学でも、「宇宙は人間が認識することで存在する」といっています。

次回に続く


和の成功法則

あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則

著者 : 大野靖志(本名 : 小野寺潤)

宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒。
ユダヤ教をはじめ世界各国の宗教と民間伝承を研究後、白川神道、
言霊布斗麻邇の行を通じ、新たな世界観に目覚める。

現在は、多彩な執筆活動と並行して、一般社団法人白川学館理事、
ラボラトリオ株式会社代表取締役、neten株式会社顧問を務め、
日本と米国に意識変容のためのデジタル技術を普及すべく、
東京と山梨を拠点に、さまざまなプロジェクトに力を入れている。

大野靖志(おおの・やすし)として著書『成功の秘密にアクセスできるギャラクシー・コード』
『あなたの人生に奇跡をもたらす 和の成功法則』
『願いをかなえるお清めCDブック』(サンマーク出版)、
『とほかみえみため~神につながる究極のことだま~』(和器出版)などがある。

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