〇〇を止めること。鎮魂とマインドフルネスのポイント公開!

静止

こんにちは、
ELEMENT編集部です。

 

伯家神道の継承者であり、
日本古来の哲学や祭祀の世界と現代の宇宙物理学や量子論、
量子場脳理論といったまったく異なる分野を
統合した視点で探求し続けてきた七澤賢治。

 

今回は、
そんな稀代の研究者が残した言葉を収めた

七澤賢治講話集「祓い・鎮魂・言霊」(和器出版)

の中から、珠玉のことばを引用しながら、
人生に活かすヒントを解説いたします。

 

今回は、
七澤賢治講話選集「鎮魂」から

「意識と無意識の関係」

という難しいテーマを身体で掴む方法を語った
七澤賢治の言葉を紹介します。


ぜひ詳細をご確認ください。

鎮魂は、自分の思考を止めること。

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*七澤賢治講話集2「鎮魂」105ページより抜粋引用

 

思考も一つの働きとして、
自分でぐるぐる巡らさないで、
神の働きというようなところまで還っていただく、

その方法が、
鎮魂法だと思うんですね。

 

鎮魂というのは、
瞬間でも、自分の思考を止めてしまう
ということなのです。

 

ですから、最近話題になっている
マインドフルネスの一番のポイントになる部分というのは、

そういう
思考を止めるということなんですね。

 

(七澤賢治講話集2「鎮魂」105ページより抜粋引用)

鎮魂

古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた概念に現代の最先端科学を接続させ、現代に生きる私たちにこそ活かされるべき実践の知として蘇らせた著者、七澤賢治氏が、「鎮魂」の現代的意義を求めて、新たな探求の旅をめぐります。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

「マインドフルネス」と「中今」

Serene and peaceful woman practicing mindful  awareness by meditating in nature with sun flare.

ここ数年で日本にも広まりつつある
「マインドフルネス」とは
心を"今"に向けた状態のこと。

 

逆にいうと現代人は、
過去や未来のことを考えて、

「心ここにあらず」の状態が
多くの時間を占めているということです。

 


過去に起こった出来事から、
未来を予測する
人間の思考する力

 

「思考すること」は大自然を生き抜き、
文明を発展させる上で大切な能力ですが、

それが逆に
人間特有の悩みを生み出す
原因にもなっているのです。

 

よくマインドフルネスのコツは、

  • 判断しないこと
  • 「今」この瞬間に意識を向けること

だと解説されますが、
そう考える(思考する)ことにより、
心は「今」から離れていきます。

 

では、どうすれば
「今この瞬間」に戻ることができるのでしょうか?

その問いに対する七澤賢治の答えが
「思考を止めること」なのです。

 

意識をスローダウンして、
今、与えられていることを繊細に感じとり、
感謝することによって、

心が満たされてゆく感覚を
取り戻していく。

 

思考のノイズが静まることで
「良い・悪い」と判断せず、

いま起こっていることを
「ありのまま」に受け止める“あり方”が整う。

 

この状態は古神道でいう、
「中今」という状態につながります。

 

思考を止め、
「中今」に戻ることができると

人との接し方や
仕事のパフォーマンスにも、
良い影響がたくさん生まれ人生が変わっていきます。

 

datum houseでは、そんな日本古来の
精神的叡智である「中今」について、

その意味と生活に直結するメリットを、
わかりやすくご紹介した記事も掲載しています。

 

今回の七澤賢治の言葉が
より立体的に理解いただけるものと思いますので、
ぜひ合わせて、こちらもご確認ください。

 

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