伯家神道の継承者が語る、言葉と言霊の明確な違いとは?

明確

こんにちは、
ELEMENT編集部です。

 

伯家神道の継承者であり、
日本古来の哲学や祭祀の世界と現代の宇宙物理学や量子論、
量子場脳理論といったまったく異なる分野を
統合した視点で探求し続けてきた七澤賢治。

 

今回は、
そんな稀代の研究者が残した言葉を収めた

七澤賢治講話集「祓い・鎮魂・言霊」(和器出版)

の中から、珠玉のことばを引用しながら、
人生に活かすヒントを解説いたします。

 

今回は、
七澤賢治講話選集「言霊」から

「言葉と言霊の明確な違い」

を端的に解説した
七澤賢治の言葉をそのままご紹介します。

「結果」の次元と「大元」の次元

Technology abstract -- white light beams from a hidden source in the dark-2

*七澤賢治講話集2「言霊」28ページより抜粋引用

 

言葉と言霊は混同されることが多いようですが、
じつは明確な違いがあります。

 

言葉は音としてカタチになったものです。

 

しかし言霊は、
言葉として発声される手前の
カタチにならない状態のことをいいます。

 

言葉の世界は言霊の結果であるため、
結果(=思考)の次元で
いくら言霊を探求しようと思っても、
答えは出てきません。

 

(七澤賢治講話集3「言霊」28ページより抜粋引用)

言霊

日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七沢賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

「言葉になる前」の状態に力が宿る

Person speaking in loudspeaker concept

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

言霊(げんれい)は
「音」として形になる前の状態ということでしたね。

 

このように聞くと、

つまり「思い」が言霊ってこと?

だって、言葉にしようと
「思う」から口が動いて言葉になるんじゃないの?

 

と普通は考えてしまいますが、
七澤賢治の言葉をもう一度見てみてください。

 

===========

言葉の世界は言霊の結果であるため、
結果(=思考)の次元で
いくら言霊を探求しようと思っても、
答えは出てきません。

===========

 

つまり「思う(思考)」も
言霊の結果である「言葉の世界」だというのです。

 

ということは、
声で聞いたり、文字で読めたりするのは言霊ではない。

 

さらに、
「自分の思考」として認識できるものも言霊ではない。

 

どうやら「言霊」とは、
私たちが見て、聞いて、感じられ無いけれど、

それがないと成り立たない、
そんな存在なのかもしれません。

 

なんだか、分かったような、
分からないような気分になってきましたね。

 

そんなモヤモヤを解消できる記事をご紹介します。

 

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世界中の国や地域で、
または多くの成功法則で、

「言葉には現実を生み出す力がある」

と信じられています。

 

言霊(げんれい)とは、
そんな「力」の源となる「言葉」になる前の
高次の次元から作用する働きになります。

 

この「言葉になる前」の状態に
現実を生む力が宿ることを
端的な言葉で言い表しているのが、

『新約聖書』の
「ヨハネの福音書」にある言葉
「はじめに言葉ありき」です。

 

現代語訳では「言霊」ではなく
「言葉」となっていますが

実はギリシャ語の原文では、
「言葉(WORD)」ではなく
「LOGOS(ロゴス)」となっていたのです。

 

そのため、
明治時代初期に初めて出版された聖書は
「はじめに言霊ありき」と訳されていました。

 

このように、
はじめに言霊があるとはっきり書かれているのです。

 

ものごころが付いた時から、
私たちの思考や行動を支配している言葉。

 

その力の本質を探り、掴み取る
冒険の世界に興味を持たれた方は、
ぜひこちらの記事をお読みください。

 

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