お祓いが過去・現在・未来につながる理由とは?

つながり

こんにちは、
ELEMENT編集部です。


伯家神道の継承者であり、
日本古来の哲学や祭祀の世界と現代の宇宙物理学や量子論、
量子場脳理論といったまったく異なる分野を
統合した視点で探求し続けてきた七澤賢治。


今回は、
そんな稀代の研究者が残した言葉を収めた

七澤賢治講話集「祓い・鎮魂・言霊」(和器出版)

の中から、珠玉のことばを引用しながら、
人生に活かすヒントを解説いたします。


今回は、
七澤賢治講話選集「祓い」から

「三つの時制を中今で祓う」

というテーマについて
七澤賢治が語った言葉をご紹介します。

三つの時制を中今で祓う

Future on Pocket Watch Face with Close View of Watch Mechanism. Time Concept. Vintage Effect.-2

*七澤賢治講話集1「祓い」33ページより抜粋引用

 

お祓いというのは、国文学的に言うと、
だいぶ曖昧な時制なんですね。

 

過去形、現在形、未来形
たぶんそのときに声に出した言葉が、

そのまま過去にも未来にもつながる
ということを、
当然のこととして考えていたと思うのです。

 

過去を祓うこともやっているし、
今を祓うということもやっています。

 

そういうことで
たぶん同時に3つの時制を越えている
と言えば中今で越えているのですが、

それを三千世界と言って、
3つの世界というふうに捉えていたのかもしれません。

 

(七澤賢治講話集1「祓い」33ページより抜粋引用)

祓い

●古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた「祓い」の力とはいったい何なのか?

●白川神道の継承者でもある著者が「祓い」の現代的意義を根源から問い直す。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

「中今」に響く言葉

Planet Earth with appearing sunbeam light. Elements of this image are furnished by NASA-4

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

お祓いは、時制が曖昧だからこそ、
声に出した言葉が、
そのまま過去にも未来にも
つながっていくんですね。

 

だからこそ、お祓いや祝詞には、
過去を祓い清め、
未来を予祝する力があるのかもしれません。

 

この過去、現在、未来の3つの時制を超えた
本来の言葉のはたらきが起こるのが「中今」です。

 

以下にご紹介する記事では、

古神道の「中今」
瞑想などで言われる「今・ここ」との違いや

引き寄せの成功法則と
「中今で起こる創造」の違いなど

似ているようで異なるものの違いを
わかりやすく解説しています。

 

「中今」に生きることは、
内なる静けさと無限の豊かさ
アクセスすることを可能にします。

 

ぜひ、下記の記事でその秘密をお確かめください。

リンク1

 

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