【神社の不思議】なぜ「祓い」だけが共通するのか?

神社

こんにちは、
ELEMENT編集部です。


伯家神道の継承者であり、
日本古来の哲学や祭祀の世界と現代の宇宙物理学や量子論、
量子場脳理論といったまったく異なる分野を
統合した視点で探求し続けてきた七澤賢治。


今回は、
そんな稀代の研究者が残した言葉を収めた

七澤賢治講話集「祓い・鎮魂・言霊」(和器出版)

の中から、珠玉のことばを引用しながら、
人生に活かすヒントを解説いたします。


今回は、
七澤賢治講話選集「祓い」から

「神道と宗教」

というテーマについて
七澤賢治が語った言葉をご紹介します。

ぜひご確認ください。

ただ「祓い」だけがある

healthy young man practice yoga in height mountain at early morning and sunrise-1

*七澤賢治講話集1「祓い」44ページより抜粋引用

 

宗教ではないんですね。

 

似ているようであるけれども、
似て非なるもの。

 

信仰しなくてよいわけですから。

 

それがひとつの
祓いに始まり祓いに終わるというように、
ただ祓いだけなんですね。



(七澤賢治講話集1「祓い」44ページより抜粋引用)

祓い

●古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた「祓い」の力とはいったい何なのか?

●白川神道の継承者でもある著者が「祓い」の現代的意義を根源から問い直す。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

日本古来の生き方に繋がる「祓い」

Nara, Japan at Koriyama Castle in the spring season-3

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

実は、神道には、
それを作り出した教祖もおらず、

キリスト教やイスラム教のような
教義・経典といったものが存在しません。

 

このように、
信仰するものが決まっていない
という点において、

神道は宗教ではない
と言われることもあります。

 

しかし、
日本人なら誰しも神社に行けば、
背筋を正して、手を合わせるように

文化や風習といった、
ある意味「生き方」として

神道は現代でも、
私たちの生活に溶け込んでいます。

 

そして、その土地の風土や、
人々の心と生活を支えてきた
伝統に呼応するように

全国各地の神社では、
多種多様な神々がお祀りされています。

 

しかし、
どの神社でも共通しているのは、
「祓い」や「清め」という作法です。

 

「より良く生きる」

そんな人々の思いを叶えるのに必要なのは
「ただ祓いだけ」なのかもしれません。

 

では「祓い」をすると
どんなことが起こるのでしょうか?

 

下記の記事では、
祓いによって“すべてを手放す”ことの
メリットを詳しくお伝えしています。

リンク1

 

「過去の経験や蓄積が、
 現在、そして未来の自分を作る」

 

そういった現代人が当たり前としている
積み上げや蓄積の価値観とは
対極にあるのが「祓い」です。

 

ぜひ、日本古来の生き方につながる
「祓い」の価値を再確認してみてください。

リンク1

 

関連記事

    Ranking月間人気記事ランキング

    ELEMENTライン