「祓い」は現在進行形の創造論
![Griffith Park, Los Angeles, California, USA.](https://element.datumhouse.jp/hs-fs/hubfs/Griffith%20Park%2c%20Los%20Angeles%2c%20California%2c%20USA..jpeg?width=1000&height=667&name=Griffith%20Park%2c%20Los%20Angeles%2c%20California%2c%20USA..jpeg)
*七澤賢治講話集1「祓い」72ページより抜粋引用
世界の哲学や宗教では、
宇宙は神によって創造されたと言われているんですね。
しかし、言霊学では、
瞬間瞬間、中今に宇宙は創造されているという
現在進行形の創造論なんですね。
そこが大きな違いです。
その現在進行形の創造論を
表現するものが祓いです。
祓いというものが瞬間瞬間に
宇宙創造されているということの表現、意志です。
創造という意志というものを、
瞬間瞬間に言葉にして表現して、発している。
創造意志を発するということが、
じつは最大のエネルギーの源であるわけです。
(七澤賢治講話集1「祓い」72ページより抜粋引用)
![祓い](https://element.datumhouse.jp/hs-fs/hubfs/img/datumhouse/%E7%A5%93%E3%81%84.jpeg?width=411&name=%E7%A5%93%E3%81%84.jpeg)
●古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた「祓い」の力とはいったい何なのか?
●白川神道の継承者でもある著者が「祓い」の現代的意義を根源から問い直す。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
祓いであり、創造でもある言霊
![Blue vivid image of globe. Globalization concept-2](https://element.datumhouse.jp/hs-fs/hubfs/Blue%20vivid%20image%20of%20globe.%20Globalization%20concept-2.jpeg?width=1000&height=800&name=Blue%20vivid%20image%20of%20globe.%20Globalization%20concept-2.jpeg)
七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
「神によって世界が創造された」
という世界の宗教や哲学。
「瞬間瞬間に宇宙は創造されている」
という現在進行形の創造論である言霊学。
おなじ「創造」という言葉でも、
時間軸の概念が変われば、
そのダイナミックさも大きく異なります。
もしかしたら、
「祓いというものが瞬間瞬間に
宇宙創造されているということの表現、意志です」
という言葉が難しく感じられた方もいらっしゃるでしょうか。
それは、「祓い」は、
「払う」「クリアにする」という意味だと捉えて、
「創造の表現」「創造の意志」という意味と
結びつかないと思っているからかもしれません。
しかし、はらい(祓い)は、
「払う」と「張る」という正反対の意味が共存する言葉です。
瞬間瞬間に「払い」、瞬間瞬間に「張る」という、
破壊と創造の繰り返しが「祓い」の本質なのかもしれません。
このように、祓詞(はらいことば)でもあり、
創造のための言霊でもある古い言葉は他にもあります。
それが「とほかみえみため」です。
祓詞(大祓)より簡単で、
いつでも手軽に口にすることができるのに
あらゆる意志の始原として
自分の宇宙を立ち現す起点となる
「とほかみえみため」
下記の記事では、
瞬間瞬間に創造がおこなわれる「中今」や
「とほかみえみため」の真髄をわかりやすく解説しています。
ぜひご一読ください。