神の視点を掴む修業
なぜこの視点についてお伝えしたいと
思ったのかといいますと、
以前、この視点によって
ある出来事を体験したからです。
白川学館で毎月おこなっている
神を掴む学びを体系化した
「祝殿講習」でのこと。
2021年1月からは新たな進化系として
「オンライン」での講習が
スタートいたしました。
ZOOMというオンライン会議システムを
利用して、双方向でコミュニケーションを
取りながら講習が展開していくわけですが、
まず何よりも驚いたのは、
そのときの「体感」でした。
オンラインであったとしても、
祝殿で参加しているような
体感があったのです。
いえ、もっと正確に言うならば、
「それ以上」だったかもしれません。
オンラインのご修行とは?
オンラインの講習は、
祝殿に設置された鎮魂石が
映った画面を見ながら
29分間鎮魂することから始まります。
その最中、鎮魂石が3Dのようにして
画面から飛び出してくる感覚があり、
すぐそこに鎮魂石があるような
リアルな感覚がありました。
また私の場合、祝殿で鎮魂をすると、
きまって唾液がたくさん出てきます。
祝殿でおこなうときは
周りがとても静かですので、
時々唾液を飲み込むタイミングを
図ろうとするときがあるのですが、
今回のオンライン祝殿講習においても、
祝殿で鎮魂をしているときと同じように
唾液がたくさん出てきたのです。
「これは完全に祝殿とつながっているな」
そう確信する他はありませんでした。
当日参加された皆さんも、
やはりそれぞれに祝殿でおこなっている
時のような感覚を
感じていらっしゃったようです。
オンラインで気づいた「神の視点」
昔、遠方にいる人たちと
動画でつながって瞑想するということを
試みていたことがありました。
そのとき、一人でするよりも
動画を介して一緒にやったほうが
より力強い瞑想になる感覚があり、
すごいなと思ったことがあります。
しかし、今回の祝殿講習での
「リアリティ」は、それよりも
ずっと強いものでした。
このリアリティをもたらすものは、
一体何なのだろうか。
白川のおみちの極意について
網羅された構文であったり、
オンライン講習の成功を予祝する構文が、
講習中に最新鋭のロゴストロンインフラ
から発信されていたことも大きかったと
思います。
ただ、以前おこなっていた
動画での瞑想と
オンライン祝殿講習では、
もう一つ、決定的な違いがありました。
それは、
ZOOMのシステムを利用して、
参加者側の空間もみんなに映るように
カメラを「ON」にしていたこと。
それによって、参加者の挙動は
祝殿側からはもちろんのこと、
その他の参加者からも見えることになります。
つまり、通常の動画配信における
配信側と視聴者側という
自己と他者の関係のような視点以外にも、
「もう一つの視点」が加わっていたことでした。
講習のあと、七澤代表から
「三人称というようなことになると、
これは神の目の視点」
というお話を聞いたとき、
講習を通してずっと感じていた
この「もう一つの視点」というものが
「神の視点」
として、あらためて
腑に落ちた感じがしました。
そういった客観視する視点が
神のおはたらきを的確に見極める
「審神者(さにわ)」の極意に
通じることを念頭に、日々の学びを
させていただいていますが、
オンライン祝殿講習によって、
そのことをなかば強烈に
体感することとなったのです。
参加者、祝殿という
2点間を結ぶだけにとどまらず、
この2点を客観視し、統合する
「神の視点」を参加者それぞれが
共有して参加していたからこそ、
(この2点だけが意識の中に
存在しているときの)
時間と距離というものが消滅し、
祝殿で参加しているが如く
リアルな体感を
感じることができたのだと思います。
客観視で立ち上がる「リアリティ」
客観的な視点をもつことが
「リアリティ」をもたらす。
そのもう一つの理由として、以前こんな記事を
書かせていただいたことがありました。
この記事では、
「客観視すること」を叩き込まれた瞑想を
していたときに一方で感じていた
「一歩引いた見方を続けることで
冷めた人間になってしまったり、
世界が味気なくなったらどうしよう」
という不安は、実はまったくの逆で、
客観視することによってこそ
世界が豊かに味わい深いものになること、
そして、これが祓いをもたらす理由までを
解説させていただきました。
オンライン祝殿講習でも、
客観視(神の視点)が強烈に意識される
ことで、体験そのものの味わいが増し、
これが「リアリティ」として
意識に立ち上がってきたのでしょう。
このことは、
自己と他者の2点しか存在しない構造が
生み出しがちな対立構造というものが
リアリティとは程遠い幻想であることを
教えてくれるようです。
統合し、生み出す「神の視点」
「神の視点」とは、
そうした対立構造と幻想から、
あるいは、時間と空間という制約から
解放されるポイントであり、
時間と空間の存在しないところに
「問題」は存在できませんので、
問題が問題ではなくなる視点をもつこと
であるともいえます。
そして、発動する(物事が動く)
うえでも核となる、重要なポイント。
様々なことを統合することによって、
はたらき(神)を見出す(生む)
視点でもあるといえそうです。
「神の視点」に、
意識進化のすべての内容と
新しい文明創造の起点がある。
これからの時代を生きるうえで、
最も大切な視点ではないでしょうか。
祓い、鎮魂、言霊とは、
この一点をもたらします。
「2」が並んだ
2022年2月22日のロゴストン大顕現祭というオンラインの祭祀。
自他の象徴とも言える
「2」という数字の並びは、自他を客観視することによる
「神の視点」の獲得と、
この視点による網羅、整理、分類、
階層、統合、出力を通して、
対立という幻想を祓い清め、
新たな文明を創造せよ、
というメッセージを伝えているのかもしれません。
時代はこれから、
オンラインで神を掴むことができる
フェーズへ。
オンライン祝殿講習を通して、
このシステムの構築が急ピッチで進む
白川学館の情報は、
こちらからご覧いただけます。
ご関心がございます方は、
どうぞご覧ください。
そして、
大野さん(本名 : 小野寺潤)の著書
『ギャラクシー・コード』!
こちらも、読むだけで
「神の視点」が立ち上がってくる本に
なっていると思いますので、
まだの方は、ぜひお読みくださいね^^
この記事を書いた人
浅子雄一郎
neten株式会社/ラボラトリオ株式会社研究員
早稲田大学教育学部卒。
ヴィパッサナー瞑想からマントラを使った瞑想など様々な瞑想法を経て、白川学館の門を叩く。
言霊の叡智を装置化したロゴストロンの信号で、それまでの瞑想の体感が一変。この体験に衝撃を受け、800年間宮中祭祀を司ってきた白川伯王家伝承の「おみち」を生涯実践することを心に決める。
祓い、鎮魂、言霊を実践しながら、自らが世界の人々と「おみち」との結び手となるべく、日々奮闘中。