勘違いしがちな「負の世界」とは?
こんにちは、小野寺潤です
本日は、正と負のエネルギーについて
考えてみたいと思います。
一般的に正と負というのは、
記号的にプラスとかマイナスであり、
数学で使われているなど、
いろいろな世界があります。
ただ、それが意外と引っかかるところであり、
プラス1とかマイナス1とか、
そういった世界が
実は正と負の世界ではないんですね。
プラス・マイナスの世界は
確かにありますけども、
そうではないところに、
実は正と負という概念があるんですね。
例えば、皆さん頭の中でゼロがあって、
右側にプラスに伸びる矢印があって、
左側にマイナスに伸びる矢印があるとすると、
それはゼロを中心に、
プラス・マイナスの世界が出てきますよね。
私たちは通常、損した・得したというか、
いくら儲かったとかというのを、
このプラスマイナスゼロという世界の中で
行っているわけですね。
では、この世界が何かというと、
このプラス・マイナス、
損した・得したという世界を総称して、
実は、正の世界と呼んでいるわけです。
ですから、通常のプラス・マイナス
ということを言っているのではなくて、
プラスマイナスゼロというもの、
これを正というんですね。
逆に、プラスマイナスゼロを生んでいる世界、
これを負というんですね。
ですから、一直線にマイナス・ゼロ・プラス
と描いていただきますと、その世界が正で、
その直線を存在させているのが
負の世界ということになるんですね。
ですから、一般的には、
私たちは正の世界で生きているわけです。
損した・得したもそうですよね。
「公」は負の世界にある
これを「公」という概念に当てはめますと、
また一般的に、この直線上の中で公度が高いとか
公度が君は低いぞ、という話になった場合に、
その直線上のマイナスとプラスを
論じているのであって、
そもそも全く意味のない議論なんですね。
実は公というのは、正の世界ではなくて、
負の世界にあるわけです。
ですから、正の世界で公度が高いとか、
低いというのは元々ないんですね。
間違えた捉え方です。
本来の公というのは、
プラスマイナスゼロを存在させている
元のほうにあるわけでして、
いわば負の世界の方に
公が存在するということなんですね。
これは、ある種、
虚の世界ともいえるわけです。
ですから、この世界に
私たちは向かおうとしているので、
表面的な公度が高いとか低いというのは、
あまり関係ないんですよね。
あるいは、表面的には
いくらでも演技ができますので、
そんなのは本当の公とは
何の関係もないわけです。
無限の力がある「負の世界」
ですから、私たちは、
何が何でもこの正の世界から、
負の世界を掴んで、
これを理解することが、
公を理解するということになります。
では何故、この公を理解するのかといいますと、
この負の世界というのは、
あらゆる正の世界を生み出しているので、
無限の力があるわけです。
この無尽蔵の力を使うことができれば、
世の中変えられますね、
ということを言っているわけです。
この無尽蔵の力が、
すなわち公だということなんですね。
ですから、一般的に、公に向かうと、
何か自分が苦労するとか、
演技しなきゃいけないとか、
頑張らなきゃいけない、と思うとすれば、
それは正の世界の話をしているのであって、
疲れちゃうだけなんですね。
本当の公の世界である負の世界から、
無尽蔵のエネルギーを、
自分にどんどん流してあげると、
この正の世界が、
いくらでも疲れずにやっていけます。
また、それをやらないことには、
何も進化しないということになるわけです。
ですから、一般的に理解されている
正とか負、またプラス・マイナス、
これはそのまま漢字で
「正」と「負」と書きますけども、
そういうことを言っているのではなくて、
一般的な「正と負の世界」を
「正」と見るんです。
そして、この「世界全体を生み出している元」を
「負」と見るんですね。
資本主義を超える「負の世界」
ですから、神道というのは、
負の世界の話をしているのであって、
正の世界の話をしているのではない
ということですね。
では、これから私たちは、
どこに向かおうとしているのかといいますと、
当然この公をしっかり掴んで、
実行していきます。
まず、この一般的な世の中の
資本主義というのは、
まさにこの正の世界に動いているわけですね。
正の世界のプラスとマイナスとゼロ、
この世界でやっていますから、
この世界でいかにいいことをやろうと思っても、
所詮、正の世界での遊びみたいなもので、
何も無限のものは掴めないんですね。
ですから、負の世界、公の世界と、
正の世界を一体化させたビジネスが存在するのか
というところが、私たちの大事なところです。
これから資本主義を超えていくためには、
正の世界でいくら考えて扱っても、
全くできないんですね。
この負の世界をいかに巻き込んでいくか、
またそれを表現して世に伝えていくか、
ということが、
これから大事になろうかと思います。
ですので、今たまたま社内的にも
公がテーマになっていますけども、
今日の話もまたヒントにしていただきまして、
皆さんの中でしっかり掴んで、
実践していただきたいと思っております。