「負の世界」の掴み方
こんにちは、小野寺潤です。
別の記事でお話ししましたが、
正のエネルギーと負のエネルギーを
自在に使いこなすことが、
これからの私たちの課題になっていきます。
これまでお話をしてきて
正のエネルギーという、言うなれば個の世界、
また負のエネルギーを使うことによって
公の世界に目覚めることが出来るということを
お伝えしたかと思います。
ただ、なかなか負の世界というのは
正の世界から掴めるものではないので
皆さんいろいろ想像をしてしまうかと思います。
ですから、想像したなかで
これが負のエネルギーと思いこんだり
掴んだ気になったりしますけれども、
恐らくそういうものではない、
ということをお伝えしたいと思います。
では、どういうものか簡単に言いますと、
自分の限界を超えた世界にあるのが
負の世界なんですね。
つまり、自分の思考の限界、
あるいは肉体の限界、
色んな限界を皆さんお持ちかと思うんですよね。
ところが、この限界内の世界というのは
すべて正の世界なんですね。
ですから、自分の気持ちのいい範囲、
あと自分の納得出来る範囲、
自分の許す範囲でやっているうちは
負のエネルギーは
決して掴むことが出来ない訳なんですね。
あわよくば、ということで
いろいろ勉強したり、人から聞いたりして
輪郭を掴もうとするかもしれませんけれども
それは限界を超えていないと
本当のところは分からない、
というのが実態なんですね。
限界を超えたところにある「負の世界」
では、この限界を超えることが
どういうことかと言いますと、
自分の思考の及ばない世界、
想像のつかない世界
にアクセスすることを言います。
とんでもないところに存在する力と言いますか。
ただ、限界を超えた力というのは、
自分が意図しないと使えないんですよね。
自分はこれで良いとか
満足していると大体ダメですね。
人間というのは基本的に
安定志向がありますので
自分が満足するところに落ち着きたい
という本能的な欲があるんですよね。
それがあるうちは、
すべて正の世界ということになりますので、
負の世界は掴めないんですね。
一方、これは何も体力とか、
よくある根性ドラマの話ではなくて、
皆さんの感情とか、これも許せる許せない
というのがありますけれども、
実は皆さんが許せることの限界、
これを超えるという手もある訳ですね。
例えば、ある人の言動に対して
腹が立つということもありますし、
またその意識の裏側に入って
まったく無視することも出来るとか、
これもその人の許容範囲の
限界というのがありますよね。
ですから、そこを超えることが出来れば、
それは負の世界のエネルギーを
使ったことになると、
そういうことなんですね。
どういったメリットがあるかというと
大局を見て行動が出来ますので
自分の欲望とか、個の利益に走らずに
冷静に全体を通して、
より良い道を歩むことが出来る
ということになります。
負の世界を使いこなすには?
正の世界で生きていると
これは完全なる個人主義の世界ですから
自分の都合のいい考え方とか
進み方をする訳ですけれども
負の世界というのは一見すると
正の世界の逆ですので
損した気になるという場面もある訳です。
が、実はこれが最善の道だと
同時に把握しているという、
そういうこともあろうかと思います。
これは今後の私たちの課題でもありますけれども
いかに自らの限界を超えるか、
この超えたところに負の世界があるということを
よく覚えて頂きたいんですよね。
もしくは自分の意識の裏側に
常に存在していますので
そこにリーチするという手もあるんですけれども
結局それは、なかなかうまくいかないんですよね。
なぜかというと、正の世界から
負を掴もうとする結果になりますので。
ですから、そういった場合も
しっかり鎮魂をして正の世界を鎮めると
負の世界が浮かび上がってくる、
ということがありますけれども
なかなか簡単ではありません。
しかし実際に、この世というのは
正と負で完全に成り立っていますので
負の世界は絶対的にあるというものなんですね。
後はこれをどれくらい使いこなせるか
ということになりますが、
それはひとえに、
皆さん自身の枠、
また限界を超えるというその気概、
また意志にかかっていると言えるかと思います。
ですから、これから私たちは
日々限界を超えて、
日々計画をどんどん前倒しして
進めていこうと思っていますんで
そのためにはそういった意識がないと、
すなわち負のエネルギーを使うことが出来ないと
先に進めないのではないかと思います。