ナレッジモデリングが生み出したビジネスモデルの真相

仕組み

こんにちは。
maforama編集部です。

 

datumグループでは、
モノゴトの「最小単位」に注目して、
研究開発や事業展開をおこなっています。

 

その最たるものが、
「父韻」と「母音」という
言葉になる前のもとになる周波数に着目し

 

言葉になる前の最小単位から、
自然と調和する言葉を
デジタル信号にして発信する装置
「ロゴストロン」の研究開発です。

 

このように最小単位に注目するのは、
モノゴトを作り出す「根源」や「本質」
押さえることにつながります。

 

けれども、最初から
「最小単位」や「本質」が分かるわけではありません。

 

そこに迫るには、
あるプロセスが存在します。

 

そのプロセスが、
ナレッジモデリングです。

 

今回の記事では、
このナレッジモデリングと以前こちらの記事で紹介した
「合意」をベースにした意志決定プロセスを組み合わせた
事業展開の裏側をご紹介します。

 

ぜひ最後までお読みください。


*今回紹介する小野寺さんのお話は、
毎朝、甲府の祝殿でおこなわれる朝のお祓い(朝拝)のあとに、
datumグループスタッフならびに、朝拝にオンラインで参加する
白川学館会員の方に向けてお話いただいた内容を、抜粋して公開するものです。

白川学館の会員さまには、
祭祀での貴重なお話や、朝拝でのdatumグループ役員のお話を、
メールマガジン「白川通信」としていち早くお届けしています。

また、白川学館では、800年以上にわたり継承されてきた
白川の「祓い」、「鎮魂」、「神拝作法」、「ご修行」(ボディーワーク)を
祝殿とオンラインで学ぶ環境をご提供しています。

オンラインサイト「和学教授所」では、
システム学習法を最大限に活用して、たくさんの方が学びを深めています。
ご興味のある方は、ぜひこちらから詳細をご確認ください。

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「合意」による意志決定プロセスとナレッジモデリングの関係

Close up of businessman hand drawing business strategy sketches-2

こんにちは、小野寺潤です。

 

以前こちらの記事で、意志決定の重要性について
お話をしましたけれども、

今日はこの意志決定のプロセスについて
ナレッジモデリング的
どう説明できるかについてお話をします。

 

これは、これから皆さんの
個人の生き方でも重要になりますし、

また仕事の進め方でも
非常にポイントとなる内容ですので
しっかり聞いていただければ嬉しく思います。

 

まずはナレッジモデリングの
手法ということで言いますと、

こちらの記事でも以前ご紹介したように、
まず網羅があって、分類と来るわけですね。
そして、階層化、統合と来るわけです。

 

網羅・分類・体系化という
言い方もしますけれども
この順番で進めますよ、ということなんですね。

 

ですから何かをする場合にあらゆる可能性、
また出来ること出来ないことというのを
まずしっかり網羅するんですね。

 

網羅しますと、それぞれ分野というか
区分けがありますんで、
それを分類するわけですね。

 

分類しますと、どちらが上位概念か分かりますので、
そこで階層化ということで
上と下にこう並べ替えるんですね。

 

もう一回言いますと、網羅・分類・階層化
という最初の手順があります。

 

次に何がくるかというと、
これをもってして統合ということが
可能になるわけですね。

 

つまり網羅・分類・階層化をすることによって
全体が統合されると。

 

これはどういうことかというと

全体が統合されると
自ずと答えがそこから導き出される

ということを言っているんですね。

 

ある種の幾何学図形にもなってくるんですが、
そこでこれが正しい、あるいはこの道に進もう
ということが決まるわけですね。

網羅の質を高める方法

Green planet earth covered with grass city skyline. Sustainable source of electricity, power supply concept. Eco environmentally friendly technology approach. Elements of this image furnished by NASA-1

通常はそこまで来ますと
もう出来た気になるんですが、
実は最後のプロセスがひとつ残っていて、
それが合意なんですね。

 

ですから網羅・分類・体系化が出来たとしても
最後に合意がないと物事は実現しない訳ですね。

 

この流れをまとめますと、

網羅→分類→階層化→統合→合意

ということになります。

 

ですから頭のいい人がいくら集まって
統合まで持っていったとしても、
合意して決定しないと実は
物事は実現しないということになります。

 

繰り返しますが、網羅→分類→階層化→統合、
そして合意ということ。

 

これをしっかり考えなくても出てくるように
皆さんの中に入れて頂きたいわけですね。

 

datumグループに限らず、会議とか何かを決定する時に

「皆さんちゃんと意見を言ってください」

と言われることがあると思います。

 

あれは何を言っているのかというと、
皆さんがどんどん意見を出してもらうと
それだけ網羅の質が高まるわけです。

 

例えば皆さん意見を出さないで
ひとりの意見で決めてしまうと
そのひとりの網羅によって
ずーっと最後が決まっちゃうんですね。

 

ですから皆さんの客観的な意見が
仮に反対意見でも存在すると
これはまた網羅の材料に入ってくるんですね。

 

すると、より精緻な分類が出来、
また階層化が出来るというわけです。

 

この場合、網羅が足りないよ
という意見もあったりするんですね。

 

より高度になってくると、
この分類の仕方はおかしいですよ
という意見もあります。

 

また別の言い方をしますと
この階層化の設定はおかしい
という意見も出てくる可能性があるわけですね。

 

ですから意見がある場合は
この網羅について意見を言っているのか、
分類について意見を持っているのか、
階層について言っているのかによって
また捉え方も違うわけですね。

 

ですから自分がどこのステップの文句を言っているか、
あるいは意見を言っているのかということも
自覚しながらお話しされると

より全体の持っていきようというのが
明確になりますし、明確であればあるほど
合意形成がしやすいんですよね。

 

皆さんが納得すると、
全体の意志が一つの方向にパッと向きますので、
そうしますと実現しやすい
ということになるわけです。

網羅・分類・体系化をして分かった未来

Top view of people joining hands together as a symbol of partnership

こうして見てみますと、
通常、最も抜けやすいのが、
しっかり網羅するという世界ではないでしょうか。

 

自分が好む考えとか思いとか、
そればっかり集めてしまう傾向があって
そうじゃないものは集めない
というところがあるんですよね。

 

ですから最後は失敗してしまいます。

 

また、一般的には、
分類・階層化という手順がないために
網羅したものをただ並列に並べてしまうと
そこから答えは出てこないんですね。

 

これにはちゃんと分類して、階層化して
という手順が必要ですから
こういったプロセスをよくよく理解していないと
なかなか正しい結論に行かない
というわけであります。

 

では何で私たちは毎朝お祓いをして
またこういった事業をしているのかと言いますと

まさにこれは、今お話しした
網羅・分類・体系化の結果なんですよね。

 

世の中の歴史ですとか社会情勢とか
もろもろのことを分析した結果、

人間は共に進むしかないということが
統合化によって分かっちゃったんですよね。

 

ですからもうそういった手順を
全部踏まえて今、我々がやっている発想に
至っているということであります。

 

その発想に対して合意してくださる方が
たくさんいらっしゃるので
そういった方々にご協力いただいて
目的を達成しましょうということですね。

 

ただ思いつきで事業をやっているんではなくて
まさにこの網羅・分類・体系化を行った結果として、

この世の中、
日本に何が必要なのか

ということを我々は見出して
そこに合意して活動しているわけですね。

 

皆さん個人個人の在りようについても
同様なんですよね。

 

自分という存在をどこまで網羅出来ているかとか
そういった視点がありますので

このナレッジモデリングの考え方は
あらゆる場面において応用できますので、
今日のお話を聞き流すのではなく

実際自分の実践として、
しっかり捉えてものにしていただければ
非常に面白い世界が待っています。

 

たぶん皆さんが気付いていない、
すなわち網羅できていない世界
相当数あるんですよ。

 

本当に力を使い切れていない
ということなんですが、

そこをしっかり網羅出来れば
全然今とは違ったパフォーマンスが出せる
ということになりますので

そういった楽しみも併せて
経験していただきたいということで
皆さんとまた一緒にやって参りましょう。

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