命を意識すること

*七澤賢治講話集2「鎮魂」151ページより抜粋引用
「息がわたる」、すなわち「行き渡る」
少なくとも今、
自分自身が感じる「宇宙」というものに
行き渡るというような意味で、
「息がわたる」⇒「息わたる」⇒「行き渡る」
というような言葉があります。
「息わたる」ということは命を意識することです。
意識とか命とかいうものが生きているということは、
まさに息によって、それがひろがっていく、
〝息(行き)渡る姿〟なんですよね。
(七澤賢治講話集2「鎮魂」151ページより抜粋引用)

古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた概念に現代の最先端科学を接続させ、現代に生きる私たちにこそ活かされるべき実践の知として蘇らせた著者、七澤賢治氏が、「鎮魂」の現代的意義を求めて、新たな探求の旅をめぐります。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
「呼吸」と宇宙のしくみの繋がりとは?

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
体を整えるのにも、心を整えるのにも、
「呼吸が大切」と言われます。
きっとその理由は、
呼吸により息を行き渡らせることが、
「命が広がっていく」
という意識につながるからかもしれません。
「息」という文字が入った日本の神様といえば、
「息長足姫命」(おきながたらしひめのみこと)」。
長い間何かが持続する様を指して
「息が長い」
と言ったりしますが、
「息長足姫命」は、
延命長寿の神として知られています。
やはりここにも
吐いて吸う「呼」「吸」によってはじめて
人は生命活動を持続できることが関係していそうです。
さらにこのことは、
祓いと創造の繰り返しによって、
「長く続く」ことができる
宇宙のしくみとつながっているようなのです。
今回ご紹介する記事では
古より伝わる「祓い」と「鎮魂」と「呼吸」の関係を
独自の視点で解説しています。
ぜひ、ご一読ください。