ほとんどの日本人が知らない「神道」と「言霊」の深い関係とは?

神道

こんにちは、
ELEMENT編集部です。

 

伯家神道の継承者であり、
日本古来の哲学や祭祀の世界と現代の宇宙物理学や量子論、
量子場脳理論といったまったく異なる分野を
統合した視点で探求し続けてきた七澤賢治。

 

今回は、
そんな稀代の研究者が残した言葉を収めた

七澤賢治講話集「祓い・鎮魂・言霊」(和器出版)

の中から、珠玉のことばを引用しながら、
人生に活かすヒントを解説いたします。

 

今回は、
七澤賢治講話選集「言霊」から

「神道と言霊」

というテーマで話された
七澤賢治の言葉をご紹介します。

世間一般ではあまり知られていませんが、
神道は言霊と切っても切り離せない関係にあります。

 

その関係性は、
神社の建築物や飾りに
隠されていますが、

見る人がみれば
明らかなのだそうです。


詳しくは、
ぜひ今回の記事でご確認ください。

神道と言霊

Fushimi Inari Taisha Shrine in Kyoto, Japan.-4

*七澤賢治講話集2「言霊」57ページより抜粋引用

 

「神」という文字は、
「示」に「申」と書きます。

 

示し申すものという意味です。

 

この示して申すものが
言葉であり、言霊です。

 

「神道は言挙げせず」のため、
一般的には知られていませんが、

神道は言霊と
切っても切り離せない関係にあります。

 

たとえば鳥居です。

 

なぜあのような形をしているのか
不思議に思ったことはないでしょうか。

 

鳥居は言霊学的には、
「十理霊(とりひ)」と表現します。

 

は言霊のこと。
十理とは、「ア・タカマハラナヤサ・ワ」の十音をいいます。

 

鳥居の両脇の柱を、
「天之御柱(あめのみはしら)」
「国之御柱(くにのみはしら)」と呼び、

それぞれ
「アオウエ・イ」「ワヲウヱ・ヰ」を意味します。


横の柱は、
「ア・タカマハラナヤサ・ワ」であり、
天之浮橋と呼ばれます。

 

(七澤賢治講話集3「言霊」57ページより抜粋引用)

言霊

日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七沢賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。

 

著者紹介

七澤賢治

1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。

言霊と結界が守り、つなぐ、大切なもの。

collection of various wooden frames for painting or picture on white background. each one is shot separately

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?

 

鳥居の形の意味については、
考えることも無いし、普通は誰も教えてくれません。

 

しかし、
日本語の一音一音を「神」と考える
神道の本来の姿が、
鳥居という形に託されています。

 

この他にも、しめ縄や生け垣、
柱や鏡など神社の至る所に、
言霊と結びつくさまざまな意味が込められています。

 

そしてこれらの言霊が込められた器物は、
「結界」としての役割を果たしています。

一般に「結界」というと、
何かを「分けて分離する」という
イメージを持ちますが

 

本来「結界」とは、

  • 常世(とこよ)*=永久に変わることのない神域
  • 現世(うつしよ)=私たちが現実として認識している世界

という二つの世「界」を
「結」ぶ働きをしています。

 

*余談ですが、新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」では、常世につながる扉の向こうには、「すべての時間が、同時にある」と表現していましたね ^^

 

言霊が作る結界が
守り、むすび、つないでいる、大切なもの

 

ほとんどの日本人が知らない
神社の秘密をこちらの記事でもご紹介しています。

 

ご興味のある方は、
ぜひお読みいただけると幸いです。

リンク2

 

関連記事

    Ranking月間人気記事ランキング

    ELEMENTライン