神道と言霊

*七澤賢治講話集2「言霊」57ページより抜粋引用
「神」という文字は、
「示」に「申」と書きます。
示し申すものという意味です。
この示して申すものが
言葉であり、言霊です。
「神道は言挙げせず」のため、
一般的には知られていませんが、
神道は言霊と
切っても切り離せない関係にあります。
たとえば鳥居です。
なぜあのような形をしているのか
不思議に思ったことはないでしょうか。
鳥居は言霊学的には、
「十理霊(とりひ)」と表現します。
霊は言霊のこと。
十理とは、「ア・タカマハラナヤサ・ワ」の十音をいいます。
鳥居の両脇の柱を、
「天之御柱(あめのみはしら)」
「国之御柱(くにのみはしら)」と呼び、
それぞれ
「アオウエ・イ」「ワヲウヱ・ヰ」を意味します。
横の柱は、
「ア・タカマハラナヤサ・ワ」であり、
天之浮橋と呼ばれます。
(七澤賢治講話集3「言霊」57ページより抜粋引用)

日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」まで。「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐる、「読めば読むほど読み返したくなる」七沢賢治講話ならではの味わいをどうぞご堪能ください。
著者紹介
七澤賢治
1947年山梨県甲府市に生まれ。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。著書に『龍宮の乙姫と浦島太郎』(小笠原孝次氏との共著 和器出版 2017年)など多数。
言霊と結界が守り、つなぐ、大切なもの。

七澤賢治の言葉はいかがでしたでしょうか?
鳥居の形の意味については、
考えることも無いし、普通は誰も教えてくれません。
しかし、
日本語の一音一音を「神」と考える
神道の本来の姿が、
鳥居という形に託されています。
この他にも、しめ縄や生け垣、
柱や鏡など神社の至る所に、
言霊と結びつくさまざまな意味が込められています。
そしてこれらの言霊が込められた器物は、
「結界」としての役割を果たしています。
一般に「結界」というと、
何かを「分けて分離する」という
イメージを持ちますが
本来「結界」とは、
- 常世(とこよ)*=永久に変わることのない神域
- 現世(うつしよ)=私たちが現実として認識している世界
という二つの世「界」を
「結」ぶ働きをしています。
*余談ですが、新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」では、常世につながる扉の向こうには、「すべての時間が、同時にある」と表現していましたね ^^
言霊が作る結界が
守り、むすび、つないでいる、大切なもの。
ほとんどの日本人が知らない
神社の秘密をこちらの記事でもご紹介しています。
ご興味のある方は、
ぜひお読みいただけると幸いです。