おとぎ話に隠された暗号
研究開発部長 Iさん
神話に限らず寓話やおとぎ話、民話には、実は暗号が隠れていることがあります。
たとえば、浦島太郎には、キーワードとして「龍宮」や「乙姫」が出てきます。
これに限らず「桃太郎」とかわかりやすい物語や寓話の形態を取ることで、暗号がそのまま保たれる、ということがあるんです。
お母さんが子供に話すような形態を取ることで、怪しまれず、ある意味守られて、時の為政者に目をつけられないで、かいくぐってきたんです。
ちなみに、「龍宮」というキーワードに関していうと、このイベントのオープニングで琉球の伝承に基づく本当に素晴らしいものを確認させていただきました。イベント前のミーティングでは、龍宮というキーワードは全くお伝えしていなかったので、不思議な結びを感じています。
大蔵さん、この琉球の伝承と言いますか、オープニングでお伝えしてくれたことをちょっと解説いただけますか?
龍の乙姫と浦島太郎
大蔵さん
ふと思うことは、神心ですね。
振っていただきありがとうございます。
龍宮というと、今日参加いただいた皆さんは、龍が好きな人たちも多いと思うんですけど、今日、その龍というものが、もしかしたら紐解けるんじゃないかなっていうところもあります。
後で出てくるんですけど、この『龍宮の乙姫と浦島太郎』っていう本をみなさん、お持ちですか?
研究開発部長 Iさん
今日持ってきています、はい。
大蔵さん
あ、じゃあ、もういっぱい買った方がいいですよ、これ。
200冊ぐらい買ってくださいね、皆さん。
(会場から、笑)
研究開発部長 Iさん
200も(笑)
大蔵さん
沖縄にはそういったものが、いっぱいあります。
乙姫については、沖縄の歴史としての見解を含めて、ちょっと一言、ヒメから。
沖縄の龍宮神
ヒメ(アイはやさすらさん)
龍宮についてですけど、いま現在、沖縄に龍宮神として祀られてるとこって、びっくりするくらいたくさんあるんです。
でも実はあれは戦後にできたものです、全部。
石碑立ってますよね、龍宮神とか。たくさんありますよね。
あれは戦後に建てられたものです、そのほとんどが。
実は龍宮に向かっての神事は、集落に神行事で残されてきたので、わざわざ龍宮神って石に文字を書いておくっていうことは全くしてなかったんです。
祀り事(まつりごと)のひとつとして龍宮。
砂浜にちょっとおっきい岩があったら、その上に立って神迎え神送りをやったりするんです。ニライカナイ神と言ったりします。
そういうものが神行事の中にあったんです。
それで龍宮っていう言葉がずっと使われてきてるんです。
大蔵さん
これ(龍宮)って、読み方によっては「りゅうきゅう(琉球)」とも読めますよね。
研究開発部長 Iさん
うん。
(会場から気づきの声ちらほら)
大蔵さん
琉球の乙姫。
いかがでしたか?
かつて琉球といわれた国は、
龍宮と強い結びつきがあったのかもしれませんね。
次回の記事では、
おとぎ話「浦島太郎」に隠された暗号を解読していきます。
浦島太郎とは誰だったのか?
乙姫の「おと」とは何か?
さらには、
情報がエネルギーと物質を生み出す仕組みの
解説もいたします。
ぜひ、次回の記事をおたのしみに!
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