文明の衝突と「三種の神器」の本当の意味 ロゴストロンの祭典 in 沖縄 (その10)
ELEMENT編集部 [2023.11.08]
西洋文明と東洋文明
研究開発部長Iさん
そういうわけで黄泉國から伊邪那岐が帰ってくるまでのエピソードを今の文明に対応して、いろんな見方ができます。
その点ちょっと石原さん、いただいてもよろしいですか。
石原さん
ひとつ、蛆にたかられたという場面。
その「ウ」の「ジ」っていうのが、外国の学問であるっていうところです。
また八雷神とか、そういうものが追っかけてきた。
西洋文明は細かい言葉を組み上げてテクノロジーを作るのが得意なんです。
しかし、西洋的な世界ではなく東洋的な世界は母音優勢言語。
特に日本は「あいうえお」という母音でできています。
どんな言葉でも伸ばすと、全部母音になっていく言葉。
この母音は約7.8ヘルツのシューマン共振波、つまり地球の周波数と近似しています。
なので、波のせせらぎ聞いたり、海辺でじっとしてると、心が安らいできたり、山に行くと心がとても安らいできたり、そういう音の響きが元々あるんです。
しかし、それだけだと、心が安らぐだけでテクノロジーを作れない。
そこで一時、20世紀あるいは19世紀初頭に西洋の列強に、東洋の国々がいいように蹂躙されてたわけです。
ただし、日本だけは唯一そうじゃなかった。
その理由は、母音をベースとしながらも、父韻を組み合わせて細かい言葉を作れるからなんです。
中国の教授が言ってましたが、実は、中国の言葉の7割は日本から輸入した表現です。
特に量子物理学系の言葉はもうほぼ日本語です。
これはシュレディンガーとかも言ってますけど、「量子物理学の世界っていうのは、もう西洋の言葉では表現できない」と。
だからみんな東洋的な方向に行くわけです。インドに行って聖者に会ったり、あるいは禅を習ったり。
そして、そこを持ってるのが私たちなんです。
「幸せ」を生み出す三種の神器
石原さん
以前、大蔵さんが「奥義だ」って言ってくれたことですが、天之御中主から始まって「ウ」「ア」「ワ」と広がっていく世界。
この広がる前の点が、実は三種の神器の玉なんです。
ここから二次元になって、広がりも持っていく世界が鏡で、そこに世界が映し出される。
そこにどういうものを描くかという「言葉の運用法」を教えるのが剣。
たとえば、伊邪那岐が伊邪那美に追われて、剣を逆手に振りました。
それは蛆にたかられた、混乱しきった西洋の学問をバラバラに刻んで、もう一回ゼロに戻すことです。
もう一回、整え直して、みんなを幸せにするものに作り変える行為なんです。
また、黄泉比良坂(よもつひらさか)を塞いで、夫婦別理の言葉を交わす別れのシーンがありますが、伊邪那美も本当はそれでさよならではないんです。
全部の文明を、特に西洋文明を整理して、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)になるという役割があるんです。
男性の伊邪那岐は、十拳剣を逆手に振るって全部バラバラに解体した。
黄泉比良坂を超える段階で桃の実を投げますが、桃の実は言霊の知恵を表しています。
それを投げつけて無知を晴らしました。
いかがでしたか?
蛆(うじ)、剣を振る、桃、伊邪那岐と伊邪那美の別れ・・
古事記のストーリーに登場する一つ一つに、
隠された本当の意味があったんですね。
次回の記事では、
古事記に暗示された日本や沖縄の本当の役割を紐解いていきます!
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