世界を統合する沖縄の役割
石原さん
黄泉比良坂を超えたところで伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)になって、本当の意味での心の寂性、つまり「澄み渡った意識の世界」に入ったと言われています。
その世界と西洋の世界を統合するのが我々の役目。
特に沖縄は、アメリカの基地があったりと、本当に外国が目の前にある状況の一方で、後ろ側には日本の本土があります。
そんな中で沖縄が「統合する」という役割を持ってることは、間違いないと思っています。
研究開発部長Iさん
ありがとうございます。
大蔵さんが昼の部でお話してもらいましたが、「夜這い(呼び合う)」という場面が古事記にあります。
女から先に声をかけた、そしたら・・みたいな。
そこの解説をいただいてもよろしいでしょうか。
夜這いと「呼び合い」
大蔵さん
夜這いの話ですか?(会場のみなさん、笑)
ありがとうございます。
皆さん夜這い好き?
もう眠くなったから。でもいいでしょ、これ、やっぱ機械。眠くなるんですよね。皆さん祓い清められてますよ。
夜這いするって言うじゃないですか。要は、女性のところへ夜ちょっと行くみたいな。
あれ違くて、実は「呼び合う」って意味なんですよ、呼び合う。
呼び合って、女性からあなた、今日ちょっと私とどうって言われたら、水蛭子が生まれたと古事記に書いてあります。
あれは何を隠すための暗号かというと、女性から言うことによって言葉は生まれないと言ってるんですよ。女性(母音)から声をかけたら水蛭子が生まれる。
例えばローマ字にしたらわかりやすいですよね。
(ホワイトボードに文字を書きながら解説)
我々が使ってる「タ」という字が、 例えばローマ字だと「T」と「A」なんですよ。
「TA」ですよね。
「T」は父韻。お父さんの韻で父韻ね。「A」は、お母さんの音で母音。父韻と母音で表現できます。
だから、TとA、お父さんとお母さんがくっついたら子供生まれるでしょ。
女性と女性では生まれないよね。
お父さんとお母さん、めしべとおしべくっついたら子供生まれるでしょ。
一応僕、保健体育の教員免許持ってますから、ちゃんと。(会場、笑)
お父さんとお母さんくっついて子供が生まれるんですよ。
それ言葉が生まれるってことなんですよ。
だから、お母さん(A)からお父さんに、 母音から声をかけたら「TA」にならないですよね。
AT、ATみたいな。(会場、苦笑)
「タ」にならないでしょ。綺麗な清音にならないじゃないですか。
「AT」みたいな。噛んじゃうから。(会場、笑)。
なので、お母さんから声をかけないで、お父さんから声かけてね。そしたら立派な子供が生まれまっせっていう話ですよ、これ。
これめっちゃすごい話しましたからね俺。(会場、拍手)
お返ししまぁす。
研究開発部長Iさん
ありがとうございます。そうなんです。
言霊学としても、今説明していただいた通りです。
また、黄泉國は西洋文明ということで石原さんからも詳細な説明がありました。
ここで、伊邪那岐は、精神や主体性でもあったりします。
その見かただと伊邪那美の西洋文明は客体です。
それぞれに夫婦が分かれてしまって、分離してしまった。そういう世相が表されていると言われています。
なので、伊邪那岐と伊邪那美をどう統合していくのかが、これからの世界情勢で非常に重要なことになってきます。
奥義という言葉が出ましたけど、奥義を持っている日本であり、日本人が、どういう風に役に立てるかが大事なテーマになっています。
その中でも、ここ沖縄がまた非常に大事なところになっているんです。
いかがでしたか?
東洋と西洋の文明の統合。
古事記に暗示されたその役割が、
日本、そして沖縄に託されているとしたら、
未来に希望が持てますね!
次回の記事では、
「なぜ古事記にはたくさんの神様が登場するのか?」
という素朴な疑問に答えるような、
「神々の階層性」
という捉え方について詳しくお伝えします!
ぜひ、次回もおたのしみに!
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