神々神々を遡り、今に生かす
研究開発部長Iさん
古事記を学ぶことの一般的なまとめとしては、
統合された神話を再認識することができることです。
古事記はこの先、国津神の話になり、
天孫降臨、そして神武天皇も出てきて、
それが今の天皇にまで続く歴史につながります。
しかしそれらは、全部遡って
一番最初の言霊「ウ」まで戻ることもできるんです。
古事記はこのように、
非常にキレイな体系で出来ていることが特徴です。
この特徴があることで、
私たちは、神々を遡って確認しながら、
今に生かすことができるんです。
そういう意味で、古事記は、
創世神話から現代にまで至る経緯を確認できる
絶好の教材とも言えます。
古事記を学んだ日本人の役割とは?
これを応用的な見かたで読み解くと、
言霊の成り立ちが、
神話の創世部分に込められていることがわかるし、
もっと言うと、
覇道ではなく王道を学ぶことにも繋がってきます。
古事記が編纂されるにあたって、
歴史の中での戦いや、残酷な表現もありますが、
相手を完全に殲滅させて滅ぼすというよりは、
負けた方も讃えて祀る(まつる)こともしています。
こういった非常に大事なことを学ぶことができます。
この学びが古事記に込められた意味は、
日本が王道を担って、世界の平和に向けて進んでいく
役割があるということだと思います。
神話を学ばないと、どうなるの?
さて次は、「神話が学ばれないとどうなるか?」という問いに進みます。
その答えとして「神話を学ばなかった民族は滅びる」と言われているんです。
これはもっと言うと創世神話を忘れた人類は滅亡することを意味します。
なので神、 もっと言うと天津神。
その最初のところの神を忘れたら人類は滅亡しちゃうと言われています。
よく言われるシンギュラリティ、
つまり、技術的特異点という状態は、
神を忘れて、
技術だけに偏重してしまった状態
と言い換えることもできます。
シンプルにまとめると、
古事記を学ぶことは、人類の役に立つということになります。
なぜなら創世神話を忘れたら、
宇宙の役に立たなくなってしまうのですから。
そのとき、宇宙は、
「人類はもういらない」となってしまいます。
逆に、古事記を学ぶことは、
神を思い出して、
宇宙の役に立つことだとも言えます。
これは人類を、
滅亡から救うことにも繋がっていきます。
いかがでしたか?
神話を学ぶことが、人類を救うことにつながる。
こう言われても、にわかには信じられないかもしれません。
しかし古事記が、
日本最古の書物として現代まで受け継がれていることが、
なによりの証拠なのではないでしょうか?
そんな古事記を綴るのが「言葉」。
ロゴスフェス in 沖縄での
講演をご紹介している本記事ですが、
そのロゴスは言葉であり、
言葉というのは神であると考えられています。
次回の記事では、
そのロゴス(言葉)の重要さがわかる世界の神話と
沖縄の言い伝えの不思議なつながりをお伝えしていきます。
ぜひ、次回もおたのしみに!
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