「在る」から始まる日本神話
研究開発部長Iさん
ありがとうございます。石原さんはこのあたりいかがですか。
石原さん
そうですね。
ちょっと覚えておいていただきたいのは、神話というのは、必ず外から侵略を受ける時、まず神話を亡くすというのは、今のお話通りです。
だいたい西洋の列強が入った時っていうのは、そこをバンバンバンバン破壊して、大英博物館にことごとく持っていっちゃった。
それだけでなく、言葉も変えちゃうとか。
なぜ言霊かというと、言葉ということと、それから霊という見えないものがあるということをちゃんと認識することなんです。
もうひとつ日本神話の特徴は、「在る」というところから始まってることです。
一神教の神話だと「無いところ」からお造りになった創世神話なんですね。
創世神話と言っても、本当に全部、私たちを造ってくださったのもやっぱり神。
我々は造られた罪深いもので、その原罪を償わなきゃいけない、切り伏せなきゃいけないということがあります。
一方で、 特に日本神話は「ウ」「ア」「ワ」で始まっていく。
最初は別天津神、隠れ神といって、すぐ隠れちゃうんです。
これは「隠れてるけど神はいる」ということです。
そして、なぜ現れるかと言うと、名前をつけることで現れます。
だから日本人は特に「全てが神だ」という捉え方になります。
言葉というアンテナ
例えばコップがあるとします。
それは手ですくうより、ちゃんと水をすくえるから人より優れている。
「これは神だ。波邇夜須毘古神(はにやすひこのかみ)だ」
そういう話になるわけです。
名前をつけるから出てくる。
例えば「飛行機」と言葉を名付ける。
あるいは「飛びたい」と言葉を発する。
そのことによって、飛行機がなかったところから出てきちゃう。
あるいは、さっきの「霊」で言えば、周波数なんかも霊です。
私たちには聞こえない、たくさんの周波数がある。
しかし、チャンネルを合わせると、日本テレビなら日本テレビの番組を見ることができる。
でも、周波数がどう飛び交っているかは見えていない。
そういう霊というものがあって、そこに立てるのが言葉。
言葉をアンテナのように立てて受信する。
言葉によって生み出す世界
たとえば、最初から「お金がない」という事実を見て「お金がない」というと、どんどんそういう世界に入っていきます。
しかし、お金がなくても、隠れてる世界で「自分は豊かなんだ」と、決めちゃう。
そうすると、豊かさがいろんな形で見える世界に現れてくるのを、ちゃんと自覚する。
これは元々、権力者だけが持っていました。
つまり、権力者は「言葉によっていくらでも生み出せる」と知っていたんです。
言葉によって時間も生み出せると知ってたので、それをうまく使いました。
情報をたくさん持ってる人間が、時給で人を雇ったり、時間でコントロールしてお金で釣るように支配するということが起きています。
しかし「本当は豊か」と決めることで、いくらでも出していけます。
研究開発部長Iさん
ありがとうございます。
一神教というキーワードが出ましたが、当然その一神教を否定するわけでは全然なくて、それぞれにお役目がある中で、これから我々は統合していくことが大事になっていきます。
それぞれの宗派や宗教は、その役目を持っています。
それを全て認めた上で、さらに統合に向けて日本人、そしてこの沖縄が非常に重要になってくると感じ、ちょっと補足させていただきました。
いかがでしたか?
「本当は豊か」と決めることで、いくらでも出していける。
なんだか、勇気と希望がもらえる言葉ですね。
「名前を付けることで現れる」と伝えてもらったように、
言葉は、現実をキャッチするアンテナだったんですね。
日本神話や日本語にそんな力の秘密があったとは、本当に驚きです。
ところで、そのような世界を作る言葉といえば「祈り」ではないでしょうか?
「祈りの言葉は、神に通じる」と言われると、
「はいはい、そうやって信じることが大切なんでしょ」と思いがちです。
しかし、言葉というアンテナで受け取った情報が現実を生み出すと知った今、
「祈りの言葉は、神に通じる」のは「当然だ」と感じられてきませんか?
ということで、次回の記事では、
この「祈り」について詳しくお伝えしたいと思います。
ぜひ、次回もおたのしみに!
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