因果を超える自由意志 | マトリックス4が100倍楽しくなる!映画MATRIX2のあらすじと深読み解説

こんにちは。
Element編集部です。

20年以上にも渡り
世界中の人に愛され、

今年12月に第4作目となる最新作
「マトリックス レザレクションズ」が公開されるなど

いま話題の映画「マトリックス」。

前回の記事では、
1999年に公開された第一作のあらすじと

意識の本質に迫る
深読み解説をご紹介しました。

どうやら、

支配システム「マトリックス」は、
架空の物語ではなく、

いま眼前に立ち現れている
「意識空間」なのだそうです。

今回は、
映画2作目となる「マトリックス リローデッド」の
あらすじと見どころを

人間の意識の本質を探求する
内海さんに深読み解説していただきました!

因果を超える人間の意志とは?

ぜひ最後までお読みください。

 

お話をしてくれた人

内海昭徳
株式会社ロンズデーライト代表取締役
neten株式会社客員研究員

筑波大学で国際関係学、京都大学大学院で政治哲学・社会経済学を専攻。
9/11テロを機に、人間の根本的な意識進化の必要性を感じ、大学院を中退。
世界の真相と人間の意識の本質の探求を深める中で、メタ認識次元の叡智を掴み、科学と悟りの知恵を融合した人間開発と社会変革に長年取り組む。

北米への事業の新規展開を担う過程で、2018年サンフランシスコで開催されたwisdom2.0に日本人初のエントリースピーカーとして登壇。
シリコンバレーを中心に、テクノロジーの進歩と並走できる宇宙の普遍的真理の社会実装ニーズの高まりを予見し、独立。
コンサルティングや組織研修、講演会、リトリート、ワークショップなど様々に取り組んでいる。

著書:新刊『タオ・リズム』
『経営者のための悟りリテラシー講座』『タナトスの寂滅』ほか

プログラムされた人生・・

Businessman hand using mobile phone with digital layer effect as business strategy concept

映画マトリックス2作目の副題は、
「リローデッド」

IT的な意味としては
「再読み込み」ということになります。

さて映画の中では、
いったい何が「再読み込み」されたのでしょうか?

高速道路での見事なアクションシーンで
人気の高いマトリックス・リローデッドですが、

あのシーンとも関連して
2作目の鍵となる、
メロヴィンジアンという人物が登場します。

メロヴィンジアンは
マトリックスの中の特殊なプログラムで、

Neoが会いにきた際にも

お前の前に前任者がいた

という知られざる事実を口にします。

どういうことかというと、

1作目で覚醒して救世主としての
自覚と能力を着実に積み重ねていたNeoですが

実は救世主という役割も、
マトリックスの設計者が作り出した、

ひとつのコードに過ぎなかった

ということ。

つまりは「救世主プログラム」という
設計者が作ったプログラムの通りに動いているだけなのですが

当の本人(Neo)は、
そんなことは当然ながら知りません。

メロヴィンジアンもマトリックスの中の
ひとつのプログラムに過ぎないのですが、

なぜメロヴィンジアンが
そんなことを知っていたのか、というと

彼は、「救世主プログラム」
これまでに5回リロード(再読み込み)されてきた過程で、

自分自身のデータは消去されずに
毎回の「救世主プログラム」を
ずっと見続けてきているからです。

だから、Neoも新たなプログラムに過ぎず、
設計されたプログラムの通りに

「原因と結果」の輪の中で
予定通りに自分のところに尋ねてきたのを
知っているのですね。

なぜ救世主プログラムが必要なのか?

Hand held medal against a stormy sky

ではプログラムの全体設計者は誰か?

というと、

白髪の老紳士風の人物・アーキテクトです。

アーキテクトはマトリックスの
全プログラムの設計者で、

何度もプログラムをリロードしながら書き換え、
マトリックスをより完全なものにしようと
試み続けているのです。

なぜそうしているかというと、
デジタルなプログラムの仕組みで

完璧なシステム設計をしているはずの
アーキテクトでも、

マトリックスに
不具合や不適合を起こしてしまう
何とも理解しがたい

人間ならではの性質」のせいで、
予測や設計通りにいかないところがあるからです。

そこで、「救世主プログラム」を通して
人間の性質を観察し、システムアップデートのために、
そのデータを取り込もうとしているのです。

自由意志は因果を超えられるのか?

さて、2作目の要点を
このような視点でまとめてみた上で、

意識の学びの側面から
2つのポイントを挙げてみましょう。

 1つは、
メロヴィンジアンとアーキテクトという

デジタルなプログラムに象徴される、
「因果」という合理的な法則性と

 Neoに象徴される、
人間の感情直感的意思決定のように

ときに非合理な性質を持つ、
自由選択意志」の対比というテーマです。

 Neoは作品の中で何度も何度も、
「選択」という言葉を口にします。

そして、自分では
自由意思で「選択」をしつつ

自らの役割を果たし、
救世主としての自覚を深めていったのですが

 実はそれすらもプログラムという
「因果」の中であった、ということですから

例えば私たちが何かの
意識変容を経験して
何らかの覚醒を得たと感じたとしても、

それはまだ
因果という掌の上で踊らされていた
幻想に過ぎなかった

といったようなことにもつながります。

因果の鎖から自由になる方法

Businessman looking at road with maze and solution concept-1

脳神経科学の世界では、

「人間に厳密な意味での自由選択意志はない」

という説がありますが、

因果の鎖から自由になれない

という意味では、
それに近いようなこととも解釈できます。

しかし、

6番目の救世主としてのNeoは、
プログラム設計者の意図から外れて

アノマリー(変異体)としての
意思決定をするようになります。

結果的に、自分の愛する
一人の女性(トリニティ)を助けるがために、

全人類の破滅に
つながるような状況に陥ってしまうのですが

そこから、果たして
設計者の想定範囲すらも超えた
何らかの革命的な「よき結末」を導きだせるのか?

という、

人間の本当の意味での
覚醒可能性の含みを持たせたのが、
2つ目の重要な投げかけ、と解釈できるでしょう。

 

果たして人間は、因果律の世界
表現を変えるなら
時間の中の有限の世界を超えて

「因果の外、時間の外の次元」へと、

意識の変容を遂げることができるのか?

ということで、
3作目の解釈へ、“To Be Continued…”となります。


いかがでしたか?

「こうなったら、こうする」

という因果関係でプログラムされた世界

そこでは、
ある種のバグとみなされる
人間の自由意志

そして、

5回もリローデッド(再読み込み)されても、
依然として残る人間の意志

こういった構造で映画を見直すと
新たな発見があるかもしれません。

映画マトリックスの第4作目となる最新作
「マトリックス レザレクションズ」は
2021年12月に公開予定だそうです。

22年前にマトリックスを映画館で見た人も、
まだ見たことがない人も

これを機会に過去作を見直してみると
新たな意識の気づきを得られるはずです。

次回は、マトリックスの3作目となる
「マトリックス レボリューションズ」について
内海さんから見どころを解説していただきます!

ぜひお楽しみに。 

 

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